連休中に楽しもうと思っていたリンゴ・スターの新譜をようやく開封。
今回もアナログ盤で。
いつも通りピース・サインのリンゴが大きくレイアウトされたジャケット(笑)
全体的に前作の延長・・・、というかこれまで以上にポジティブさが全体に漂っている印象。
ほぼリンゴが曲作りに携わり、もちろん全曲でドラムを叩く。
パワーPOP的なイントロが印象的な「IT'S NOT LOVE THAT YOU WANT」。
S・ルカサーのギターが大きくフューチャされた「MAGIC」は今のところのお気に入り。
「MONEY」はジョンの様なロックンロールではなく、ボーカルにエフェクトがかけられてパーティ・ソングのような仕上がり。
ライブでやったら盛り上がるんでしょう。
エンディングの「WHAT'S MY NAME」。
タイトルはリンゴのライブに行ったことのある人ならすぐにピンをくる、コール&レスポンスから。
お約束的に曲中にも「What's My
Name?」、「Ringoooo!」のコール&レスポンスが織り込まれていて、これもライブで演奏されたら盛り上がるんだろう。
でもこれリンゴの曲じゃなくてコリン・ヘイの曲なんですね。
丁度このリリースのタイミングで2020年のツアー日程も発表され、いかにもアルバムのプロモーション・ツアーが始まる!と感じさせてくれる現役感が嬉しい。
うちの親と比べるのもアレだけど、年齢的には終活の時期に入っていく…なんて寂しさは微塵も感じられない。
この「いつも通り感」はいったいなんなんだろう(笑)。
インナー・スリーブ。
背景は波しぶき?。なんか演歌歌手のポスターみたい。
そんなポジティブさに溢れたアルバムに感傷的なムードと深みを与えているのは、そう「GROW OLD WITH ME」。
味わいのあるボーカルもさることながら、つい耳を傾けてしまうのはポール・マッカートニーのベース。
ベースラインがちょっとあざといなぁと思いつつも、リンゴのボーカルよりも歌っていて、じわりと涙がこみ上げてくる。
使われてるベースはサステインの短さからヘフナーかな。
音色も他のプレイヤーの弾くそれよりも明らかに枯れていて、79歳の歌う「GROW OLD WITH ME」に深みを持たせている。。。
残念ながら自分はポールのコーラスは判別できなかった(笑)。