With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

メリーホプキン ビートルズとともに / メリー ホプキン

2019年10月31日 | 西新宿系
去年の春先に、いくつかのレーベルからリリースされたメリー・ホプキンの来日公演。 
1970年の大阪万博のために来日、万博ホールにて開催されたコンサートをサウンドボード収録した音源で、自分もmoonchildレーベルからリリースされたものを手に取った。
今回、その映像版がリリース。
 といっても別ソース?で、動画共有サイトにUPされていたものを(現在は視聴できない)DVD-Rにパッケージしたもの。
レーベル名はなし。
R盤だけど1280円と、他のタイトルよりちょっとお高め。 
わずか10分ほどのダイジェスト映像なれど、その画質の良さに驚いた!。 
「万国博アンコールシリーズ」と番組のサブタイトルにもあるので再放送されたもの?。 
TVの受信状態も完璧で、保存状態も極めて良好な状態だったことがその画質から窺い知れる。
スリーブ裏面 

常に画面にはアップロード者のクレジットが入っているものの、これだけのレア映像が拝めるのだからありがたい(笑)。 
ちなみにアップロード者が管理するチャンネルのリストには、主に70~80年代前半にかけての歌番組(!)がこれまた綺麗な状態でUPされている。 
ご本人か、ご親族かが考えられる最高の状態で録画して、同じく大切に管理されてきたものなんだろう。
 いやあ、あるところにはあるもんですね。
 

DVD-R盤面

ほぼコマ切れに編集されてはいるものの、オーケストラが入った豪華なステージ、インタビューシーン、客席の様子等 重要な場面を垣間見ることができる。 

笑えたのがCDでも聞けた、インタビュアーはしだのりひこ氏とのシーン。
 「僕が誰だか知ってる?」、「日本のフォーク界のキングで・・・」云々のコメントに対しメリー・ホプキンが、はあ?とドン引きした表情を見せている。 
思いっきり滑ってる(笑)。 

丁度微妙な時期だったのか、彼女のポールに関するコメントも、何となく距離間を感じさせるもので興味深い。 

演奏シーンもコマ切れで収録されているものの、唯一「Those Were The Days」はフルで収録。 
貴重な万博公演のライブシーンをこの1曲だけでも拝めることはとてもありがたい。

 もしかしたら、番組のオリジナルはTV局にも残されていないのかもしれない。 
可能であればぜひともこの番組をフルで見てみたい!と思わせるタイトルでした。

TRIPPING THE FIRST FANTASTIC 1989 / ‪Paul McCartney‬

2019年10月29日 | 西新宿系


後に「ゲット・バック・ツアー」と呼ばれることになる、1989年9月からスタートしたポール・マッカートニー10年ぶりのワールドツアー。
そのまさに初日の9月26日オスロ公演を収録したライブ・アルバム。

以前(と言っても随分前になるけど)この初日の音源は「NORWEGIAN NIGHT」というタイトルでリリースされていたものがファンにはお馴染みかな。


レーベルのインフォによると、同一ソースながらジェネレーションの若いソースを使用とのこと。


既発盤では派手なヒスノイズが全編に渡って入っていたのが、こちらではほぼ気にならないレベルまで目立たなくなっている。
演奏部分も大きく捉えられて、ヒスノイズを除去したというより、やはりジェネレーションの若いソースなんだと思う。


カットインだった「I Saw her Standing There」の冒頭部分も他公演音源から綺麗にパッチされていてストレスなくライブ全編を楽しめる。
記念すべき初日の音源が再び定番音源として楽しめるようになったのは大きい。

あらためてこのライブを聞いて見ると、初日とは思えないくらいポールもリラックスしていて、会場も盛り上がっているのが意外。
披露される曲が全て「新曲」だと考えれば、例えば日本だったら「次の曲はなんだろう・・・?」と固唾をのんで身構え、緊張感ある一瞬の静寂でも訪れそうだけど、まったくそんな事がない(笑)。

当時ライブ初披露となるビートルズ・ナンバーを、これほど連発されたら自分なんか半狂乱になりそうだけど(いや実際なった)それほどでもない(笑)。
逆にこのリラックス・ムードがミュージシャンにはいい方に作用したのかも。初日とは思えないこなれた演奏が披露されている。



近年のツアーにも繋がるソロ期のツアーの、まさに初日が音質UPして楽しめる。
このツアーが初めての生ポール・マッカートニー体験だった自分には重要な一枚。


それにしてもジャケットに使われている写真のポールの顔はビートルズしてる!

日曜の夜に

2019年10月28日 | 日常



今夜は、Paulエキスパートな方たちとの飲み会。
あまりディープな話題にならず(いや、周りの人からしたら十分ディープかも)久しぶりの再会ということもありお互いの近況など・・・
短い時間だったけど楽しかったな。

写真の手前、大阪は梅田で開催されているリンダ・マッカートニー写真展のフライヤーとポストカードをお土産にいただく。
ポラロイド風のポストカードは質感もそれっぽくてとてもセンスがいい。これはぜひ東京でも開催して欲しい!。
あと現在のポールのオフィシャル・カメラマン「MJ.KIM」さん個展のポストカードも、これまた上質なマット仕様でカッコイイ。
いやあ、ありがたいことです。

後ろは、待ち合わせ前に寄ったユニオンと西エリアで購入した安レコ、安CD達・・・。
なかなかいい買い物できました(笑)

Barbecue / Bread & Butter

2019年10月24日 | レコード


今年春のレコード・ストア・デイにアナログでのリイシューがアナウンスされていたブレッド&バターの「バーベキュー」。
バタバタしててレコ屋めぐりから遠ざかっていた時期に買い逃していたものを、会社帰りの北浦和ユニオンでゲット!。
もちろん中古盤で。


これリリース後すぐに売り切れたみたいですね。

ブレッド&バターはベスト盤しか持ってなくて(爆)今回初めてのオリジナル・アルバム購入。

右の92年版ベストは上京した次の年、戸塚駅近くの「ハマヤ楽器」で暑い夏の昼下がりに手に取ったシーンを今でも鮮明に覚えてる。
なんで買ったんだろう。「あの頃のまま」目当てだったと思う…

「ピンク・シャドウ」のオリジナルが収録、バックがティン・パン・アレイ等々、シティ・POP、ライトメロウやら最近隆盛を誇る(笑)カテゴリーでは最重要盤扱いの一枚。


和のフィルターを通したウエスト・コースト・サウンド、って自分でも聞き古した表現だけど、そこに二人のバックボーンも色濃く投影されたサウンド作りが心地いい。
コーラスのアレンジとかもろに。


74年にしてこの完成度。参加ミュージシャンのセンス、技量の高さ、シーン界隈の音楽的充実ぶりには今さらながら驚くばかり。
いやあ、入手できて良かった。

早速デジタル化し、iPodにインポート。
車でも楽しめるように。

the animals / the animals

2019年10月20日 | レコード

先週の台風の片付けをいそいそとこなした後、
ヤフオクで落としたレコードのクリーニングを。

the animals / the animals

EMIの廉価レーベルのstarlineで、70年代初頭のプレス。
持っておきたかったアニマルズの英国デビュー・アルバム。
残念ながらモノ盤ではなくモノラルマスターに電気的処理を施してステレオ化した擬似ステレオ盤。


かなり年季の入ったスリーブだけど、まだまだコーティングは綺麗に残ってる。


裏面、オルジナルのデザインはあっさり変更されて、廉価シリーズらしく「starline」レーベルでリリースの他アーティスト一覧がでかでかと。
ジャケット制作会社はお馴染みのGarrod and Lofthouse。

肝心の音は結構盛大にチリプチノイスは乗っかっているものの、演奏(音溝)はヤレた感じもなく個人的には十分楽しめる!

バードン名義は1曲のみでほぼカバーで埋め尽くされた、当時のビート・バンドのアルバムとしてはオーソドックスな構成。
ライブのレパートリーをスタジオに持ち込んでそのまま録音したようなものだろうから、ほぼライブアルバムとしても楽しめる。
なぜか自分はこのアルバムとDr.Feelgoodのファーストのイメージが被るんだよなあ。




レーベル。


おまけにUK初版を再現した紙ジャケ(右)と、日本デビューアルバム最近の再発盤。


ホントこの紙ジャケはよくできていて惚れ惚れする(笑)。

で、今は‪19時から‬のラグビー、南アフリカ戦に備えおでんを作ったところ。


そう全ては酒の肴。にわか上等です(笑)。

土曜の夜

2019年10月19日 | 日常

今夜は約2カ月ぶりのバンド練習。

大音量の中に身を置くだけでリフレッシュ(演奏の出来不出来は置いといて)。

今朝、妻が職場の食事会で、山登り好きの先輩から
「夏からやや鬱気味だったんだけど、こないだ尾瀬に行ってきたらリフレッシュできて復活しちゃった」なんて話をされたというのを思い出して、なんだか妙に頷いている今(笑)


メンタルな事は環境も大きく関わってくるものだけど、なかなか他人様の事は変えられないし。
自分が勝手にリフレッシュしちゃった方が楽だよなぁ、と。

ビールもうまいし、気楽にいこう。











The Iveys Anthology vol.1 / Badfinger

2019年10月18日 | Music

レココレ10月号の新譜情報を見て、アマゾンのリストに入れっぱなしにしてあった1枚。
ユニオン池袋店で未開封品が中古盤としてお安く販売されていたのでしめしめとゲット。

2年前にはリリースされていた模様。
初期メンバー、ロン・グリフィス提供の1966年6月7日、「The Iveys」名義でのライブ音源。


リストを見てもわかるように全曲カバー。
ジェイムス・ブラウン、スモール・フェイシズ、スペンサー・デイビス・グループ…


プリンタブルなCD-Rに印刷した様な簡素なレーベル…

当時の他のバンドのアルバムやライブリストを見ても思うけど、リリースからさほど時間の経ってないほぼ同世代のバンドの曲をカバーするものなのかな。
今的な感覚だと理解しずらいけど、時の流れが今よりずっと早い時代だからクラシック化するのも早かったのかも。

録音も予想していたより全然良くて十分演奏に没頭できるレベル。
ジャケット写真みたいにちょっとモッサリとした演奏だけど(笑)、さすがに素晴らしいコーラスワーク。


一応元ネタ

Young BloodのコーラスなんてとてもBadfingerぽい。

それにしてもこのR&Bな選曲はTony Visconti
のプロデュースによってセンチメンタルなアレンジを施されたデビュー・アルバムの印象とは大きく異なるもの。

パワーポップの始祖的なBadfingerのイメージも変わってきそう。

「vol.2」もリリース予定とのこと。

RHYTHM AND BLUES AT THE FLAMINGO / GEORGIE FAME & THE BLUE FLAMES

2019年10月14日 | Music
この拙Blogを見に来てくださっている方の中にも、
この度の台風の被害に遭われた方がいらっしゃるかも知れません。
心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。



この連休は全ての予定をキャンセルし、完全に自宅待機で過ごす。

非常事態の際には、どちらかというと人間の嫌な部分を見る機会が多かったのが、
ここ最近の社会の風潮というか、それとも自分の耐性が少しは増してきているのか、以前ほどには感じずに過ごすことができた。

それでも場面、場面、時間との闘いの場では「くらって」しまう事もあり、ぐったりと疲れてしまった。


今日の午後はようやく気分転換に音楽でもと、先週入手していたGeorgie Fameのデビュー・アルバムをプレーヤーに載せる。


当時最新のオシャレで熱いステージの音がスピーカーから流れてくる。
MODSという言葉が生まれて間もない時代。
多分そんな風にカテゴライズされるなんて、この場の彼らは思っても無かったと思うけど。
録音は良くないけど、会場の熱気を真空パックした一級のドキュメンタリー。
(それにしてもこれを聴く度にビートルズのスタークラブの録音がなぜにあんなに綺麗に録れているのか、謎に感じてしまう。)


でも、でも、今日はなんだかやっぱり気分が上がってこない。

いやいや、普通の生活が送れていることに感謝しなくてはいけない。

Younger Than Yesterday / THE BYRDS

2019年10月10日 | Music
 

所沢のブックオフで見つけたバーズの「昨日より若く」 2003年リマスター音源使用の紙ジャケ。 よく見かける「ミスター・タンブリンマン」や「ターン・ターン・ターン」じゃないし、旧規格盤しか持っていなかったのでゲット。 650円也。
   

こうやって買い替えを進めて行くうちにどんどん増えていく同じタイトルのCD達。 いくらスリムケースに入れ替えようともいずれ棚からあふれ出すことは目に見えているので、自分だっていつまで生きるかわからないし、そろそろ紙ジャケを残してダブリ盤の処分も検討しなくちゃだなあ。  

被せ帯付き。2012年版の紙ジャケの方が出来がいいそうだけどまぁ。

 ギターがあんまりフューチャーされてない演奏からも皮肉がたっぷり感じられる「So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star」で幕を開けて、 フォーエバー・グリーンな(笑)「My Back Pages」を含み、 クラレンス・ホワイトも参加の「Why」で幕を閉じるお気に入りの一枚 (Why・・・このエンディングに収録されたテイクは個人的には不完全燃焼なというか、デモ?みたいな演奏に聞こえ、正直今でも好きになれない)。  

まだまだずっと若いころは「Everybody's Been Burned」を聞いて、なんて暗い曲なんだ、ビート・バンドのアルバムにふさわしくない!、とスキップして聞いていたのに 40もとっくに過ぎた今ではD・クロスビーの憂いを秘めた歌声、R・マッギンのギター(ノン・エフェクトでのあの音色がたまらない)そして詩。 この時代を鮮やかに表現した一曲で、アルバムの中でもきらりと輝く宝石のような存在に思えてくる。 自分の好きなフォーク・ロック期のピークと言えるアルバムですね。

Please Please Me 2019 Spectral Stereo Remix / The Beatles

2019年10月07日 | 西新宿系

ネット上に公開された、「Please Please Me」レコーディングセッション音源の、ボーカルの定位をセンターに修正・修復したアルバム「HEY ZUBE!」


ここから完成テイクを抜粋し、オリジナル・アルバム通りに並べて「ボーカルがセンター定位」になったステレオ版「Please Please Me」を再構築。
西新宿LHからプレスCDとしてリリース。
「Please Please Me 2019 Spectral Stereo Remix」


ご存知の通り、オリジナル盤リリース当時のステレオミックスは左chにドラム、ベース、右chにボーカル、ギター等が振り分けられた所謂「泣き別れミックス」と呼ばれるもの。
これを右chに楽器を残したまま、ボーカルだけをセンターに移動。。。(って最新の編集ソフトってこんな事ができちゃうんですね。カスタムとかはしてるんでしょうけど)
想像以上の出来栄えにびっくり。


レーベル。ここはゴールドパーロフォンのパロディだったらもっと面白かったのに(笑)。

スピーカーで聞くと若干、音の揺らぎと言うか楽器がダブルトラックみたいにも聞こえる箇所はあるも、イヤホンで聴いてみるととても自然な仕上がり(笑)
右chにボーカルが寄せられていることで、マスキングされていた楽器の音にも注意が行き面白い。
もちろん各パートの鮮度はオフィシャル盤に軍配があがるのは当然だけど、これはこれで大いに楽しめる。

モノ・ミックスしか存在しない「Love Me Do」や「P.S I Love You」。
これは逆に左chに演奏を、右chにボーカルをそれぞれ寄せて、さらに奥行も稼いでいて、他の曲よりも自然なステレオ感を獲得しているように感じた。
この2曲は友達にシェアしたい(笑)。


こういうリミックスは、オフィシャルにこそ試してもらいたいなあ。
(自分の中でのリミックスへのハードルがかなり下がりつつある・・・)