With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

仲間発見。

2005年09月30日 | 日常
昨日は会社で午後ずっと書類作りをやっていた。
パソコンにずーっと向かっているのはつらい。目がしばしばする。

休憩しようと思って顔をあげると、隣の部の部長が机から書類を落とし、拾おうとしてる姿が目に入った。
でも、なんか様子が変。腰に手をあて、ゆっくりとオジイちゃんのようにしゃがみ込んでいる。「ちょっと見ない間に老けたんかなあ。」と視線を顔に向けると、なんと苦痛にゆがんでいる!。
あっ!、と思い駆け寄り、「ギックリ腰ですか?。」と尋ねると
「そ・・・、そうだよ。もう30年の付き合いになる…。」と。
さ、30年…。この言葉は自分にとって恐怖以外のナニモノでもないし、できることなら今すぐお別れしたい…
自分もこの夏ギックリ腰で、ネクタイしてパンツ一丁で固まり、ひどい思いをしたことを話すと、「お前もか…。コルセットは必需品だよ…。」とその苦痛にゆがんだ顔に、苦しい孤独な戦いの中にも遠くからの援軍を見言い出した様な、弱々しい笑みを浮かべた。いや、もうベテランの風格さへ漂わせていた…。

普段は数字にうるさく、細かい性格の部長で、ちょっと苦手なタイプだったけど、昨日ばかりは仲間、というか頼りになる先輩のように思えてきた。決して弱ってる間にやっつけてやろうなんてことは思わなかった

定時のチャイムがなり、部長はゆっくりとした歩みでエレベーターに向かう。
思わずエレベーター・ホールまで行き「お疲れ様でした!。」と見送る。
弱々しく手を振る後姿が切なかった

今日の写真は「あんまり無理して抱えると・・・。」

ブレイクしない・・・

2005年09月29日 | 日常
9月に出した新商品!。これが売れてない…
○ 十億もかけて工場を新設したっていうのに…。

丁度一年前、「○るある○辞典」などの情報番組で取り上げられて大ブレイクし、今や定番商品・カテゴリーになるまで成長したのの、いかんせんうちは後発なのか、苦戦を強いられている。昨日もNHKの情報番組で取り上げられ、「来るか!。」と淡い期待をしたものの、大ブレイクどころか小ブレイクも来やしない…。

最近の食品業界のトレンドは、先の「○るある○辞典」や「思いっ○りテレ○」なんかで生み出されることが多い。
「特にダイエットに効果あり!。」なんて取り上げられ方をされれば、店頭から商品が無くなり、工場はオーダーでパンクし、スタッフから営業マンまでが製造応援に借り出されたりなんかする。それこそ製造計画なんてものはメチャクチャになり、原料不足も引起したりして製造事態ができなくなり、結果として出荷不能という状態に陥り、各方面にご迷惑をおかけすることになる。メディアで取り上げられるのは嬉しいものの、結構大変だったりする。

今年の夏はところてん、寒天といったものがやはりダイエットに効果あり、と取り上げられ大ブレイクし、各製造メーカーはてんやわんやだったようだ。某営業マンに聞くと、日々の商談・営業活動後に工場に入って製造応援、出荷立会い、翌日には欠品してしまった得意先へお詫びの挨拶周りで1、2ヶ月休みが無かったそうだ。あ~、恐ろしい

それにつけてもうちの新商品は今のところ、お寒い事この上なしだ。
ただ、後発の良さもあり、モノ自体は熟成されており、出来はすこぶるいい!。
あとはいかに営業が、後付けででもストーリー付けして魅力ある商品であるかをアピールするかにかかっている。

「商品が悪い、発売のタイミングが悪い、パッケージが悪い・・・。」とすぐ口にする人間がいる。自分は全然そうは思わない。
会社には色んな世代、性格の人間がいっぱいいて、もちろん大っきらいなヤツもいる。でも基本的には仲間だし、商品は仲間が作ってくれた武器(タマ)だ。うまいこと作戦考えて、その武器を最大限に使って、大ブレイクは無理としても、中ブレイクくらいは狙いたいな、と思う!。そしてボーナスを!!。

今日の写真は、大好きな日本のバンド、「The Collectors」。
いつだってブレイク寸前!

平和な一日のヒトコマ

2005年09月28日 | 日常
営業部の後輩のY君。
見た目はちびくろサンボみたいに少年っぽくて、だれからも好かれる「いいヤツ」。
部で一番若く、工場の現場から営業に来たということもあって、人一倍頑張ってるし、ニイちゃん的風貌とは逆に、バタバタしながらも、周囲にものすごく気を遣いながら仕事しているのが、横で見ててもよくわかる

やんちゃしてただけあって、結婚も早く(順番が違う)赤ちゃんも居て、奥さんもまだ、20代のかなり前半ととっても若い!。

そんなY君がメールで画像を転送してきた。「オクさんがはまってる画像サイトの画像なんすけど、本当なんですかね?。」まあ、画像は心霊写真っぽい画像だったんだけど、メカに弱いY君、本文も一緒に転送してきた。

「あ~ん、僕(奥さん)は君がリングはずしちゃったことが悲しいんだよ~」とか「今日いつ帰ってくるの?。」とかここでは書けないようなラヴラヴな内容が誤字脱字、目がチカチカする様な絵文字とともにちりばめられていた!。
悲しくなる?、見てしまったこっちが悲しくなるわ!

「奥さんがまだ若くて遊びたい盛りで、結構大変なんです。」とか「子供を市民プールに連れて行って、女子高生をガン見してます~。」とかボヤいてたけど、全然ラブラブで旦那さんやってる姿が浮かんできた。
Y君らしく年下の奥さんを大切にしながら、家庭作りを頑張ってるんだな、と妙に、自分で染めたという軽い茶髪のY君が大人に見えた!。

今日の写真は、とある駅で違法駐車の原チャリを、4人がかりで取り締まるおまわりさん。
どうでもいいけど、人が駐車してる前にパトカー停めんなよなあ…。出られねーじゃんか。
ちょっと抜けてんだよなあ、この人達…

悪いクセで・・・。

2005年09月27日 | Beatles
悪いクセは色々あれど…。
寄り道クセがある。
まっすぐ帰ればいいものを、すぐ帰ってしまうと何か楽しいことを見逃すんじゃないかと、ついつい一人でもウロウロとしてしまう…(笑)。

今日夕方に顔を出したお得意先は西新宿に本部がある。
西新宿、そう、ロック系CDショップのメッカと言われる一帯で、何十いや百店舗以上の様々なジャンルのCDショップが乱立する世界でも有数のエリアだ。いやいや大げさでなく、ジミー・ペイジだってお忍びで買いにきちゃうくらい(笑)。

そんなエリアに、更にディープなブートCDのお店が固まったエリアがあり、今日の得意先に行った時には、ついつい小一時間くらいブラブラしてしまう

そして今日もいつもの通り、よく行く、いきつけのお店B店に立ち寄ってみた。
するとレジ横の新譜コーナーに、ヘフナー・ベースを抱え、還暦過ぎてもアイドル・スマイルを浮かべるポール・マッカートニーのジャケットのCDが。

「何だこれ」と手にとってみると、なんとこの9月からスタートした「US」ツアーの音源じゃないか!。
早い!、早すぎる。確か日本時間で今月17日にマイアミで初日公演が行われたわけだから、ほぼ10日で、ここ日本のCDショップの店頭に並んでいるというわけだ!。
う~ん、恐るべし。一体この業界はどんな仕組みで成り立ってんのかなあ。
で、まんまとこの度もお買い上げしてしまった…

さすがに初日の、セット・リストが判明していない、次は何の曲をやるのかわからない状態でのライブだけあって、曲が始まる度の観客の盛り上がりは恐ろしいくらいに凄まじい!。っていうか、客席の声がデカすぎ(笑)。ちょっとステージから離れたポジションでの録音って感じ。
それでも、話題のビートルズ・ナンバー、ソロ曲の仕上がりは素晴らしいものがあり、この人って怪物だなあと思う瞬間が度々あった。声の調子もすこぶるよさそうだし、来日が本当に楽しみ!。

内容は最高。音質はマニア向け…かな?。

東京ならでは・・・の会社帰り

2005年09月26日 | Beatles
今日は会社帰りにバンド関係のお友達に誘っていただいて、六本木アビーロードで「The Turquoise」を見てきた!。

ターコイズのライブを見るのは、今日で2回目。
ビートルズの曲だけでなく、解散後のソロ・ナンバーも多く演奏してくれるのが特徴で、久しぶりに見たい、と思っていたところだった。

今夜も「心のラブ・ソング」、「ユア・シックスティーン」、「セット・オン・ユー」、「スターティング・オーバー」といったソロのヒット・ナンバーをはじめ、渋い選曲も織り交ぜながら楽しませてくれた!。はっきり言ってビートルズ・ナンバーよりもソロ曲の方が多かったんじゃないかな?。普段ライブであまり聞けない曲ばかりなので、自分的には大満足!。一部、ビートルズをもっとやれ!ってお客さんも居たようだったけど…(笑)。

アマチュアや、セミプロ・バンドさん達の、じっくりリハに取り組んだ、一曲、一曲気合の入った演奏が大好きだけど、このプロのミュージシャンの人達の、こなれたというか、完全に自分達の楽曲として体に染み込ませた余裕のある演奏、というのもまたカッコいいもんだなあ、と感じた夜でした。

ターコイズ、カッコいいです!

頼もしい

2005年09月25日 | Band
今日は久しぶりにバンド「The JetSet」のリハ。
10月に控えたライブに向け、新曲満載で挑むつもり(笑)。

ただ、仕方のない事だけど、各メンバーはかけもちが多くなかなかまとまったリハ時間がとれない。
個人練習をしっかりして、スタジオでは楽器のアンサンブルやコーラスの確認など、あくまで本番をを見据えたリハをするというのが一番効率的だと思うのだけど、自分も含めなかなか思惑通りにはコトが運ばない。

そんな中、ドラムのK島さんが頼りがいのあるところを見せてくれた!。
もともとK島さんは、ビートルズをほとんど聞いたことがない人で、ベンチャーズのコピー・バンド業界でブイブイ言わせてきた人(笑)。K島さんのベンチャーズ・バンドのライブを見た時、そのシャッフルの気持ち良さに惚れ込んで(本人は好きじゃないって言ってたけど)、バンドに入ってもらうことにした。

長年培われた人それぞれの演奏スタイルがあり(自分には特にない・・・)、当初K島さんは、自分のスタイルを捻じ曲げてまでリンゴに服従するのはかなり抵抗があったみたいで、リハ中も表情からそんな心情が察することができた。個人的には、まずはK島さんなりのスタンスでビートルズの楽曲を楽しんでくれたらいいな、とは思っているが、嬉しいことにK島さんなりにリンゴを研究し、最近はどんどん「それ」っぽく修正してきてくれている。結構他のバンドさんの演奏を見て刺激を受けたのかもしれない!(笑)。

今回のライブ用の新曲達はK島さんにとってはほぼ初めて耳にする曲ばかりで、早めに曲を決めて、音源を渡しておく必要があった。でも、あくまでも嫌がらせではないのだけど(笑)、音源を渡したのが3日前だった。そして今日のリハ。
K島さんは、新曲をほぼ完璧に把握、演奏してくれた。
助かるなあ(笑)。自分なんか、3コード曲でも、曲構成自体こんがらがってしまったり、歌詞が全然アタマに入ってこなかったりと、ふがいないことこの上ないけれど、K島さんは恐ろしいくらいにきちんと把握、終わるところでキチっと終わってくれた(当たり前じゃ!)。
少しでもその境地に近づきたいものです・・・

帰宅後、さらにK島さんから「飲みの席で話したリンゴ曲の候補達、タイトルと収録アルバムを教えて」というメールが来た。
貪欲だ!。そしてありがたい・・・

観賞記 2日目

2005年09月24日 | Band
今朝起きて、久しぶりにベースの弦を張り替えようと、先週買っておいた「Pyramid」のベース弦を取り出す。
このベース弦セットは4本で6800円と自分にとっては高価なシロモノだけど、さすがに高価なだけあって、格安で売ってる○マハのフラット・ショート・スケール弦とは段違いの素晴らしい音がする。なんと言うか、クリアでずっしりと芯があると言うか…。ん?、高いからそう思い込もうとしているだけか…(笑)。

で、張り替えてる最中に、ペグ付近からポキっていうイヤな音が…、マジ?。変に弦にクセをつけて巻いたのが悪かったのか、折れてしまった!。おええ!、確かバラ売りしてなかったから、また4本セットで買わにゃならんのか!?。これまた6800円…。
使用中に切れたのなら諦めもつくけど、これじゃあなんだか財布を落としたような気分だ。
明日はバンドのリハだから放っとくわけにもいかないし、練馬の某ショップに向かうことに…。今回の弦交換で13600円。イタイなあ…。
出張の旅費やら、交際費なんかをほぼ2ヶ月清算してない金欠気味の身にとっては、何とも切ない出来事だった

そして練馬から、六本木のライブハウス「Lock-Up」に向かい、「Yesterday&today」さんのライブを見てきた!。ついつい昨日の感動が忘れられず、2日連チャンでY&Tさんの世界にどっぷり浸かることに(笑)。
昨日のライブでは少ししか聞けなかった「BBC」、「スタークラブ」からの曲をたっぷり楽しむことができた。アルバム「Rubber Soul」や「Revolver」からの曲も、レコーディングされたまんまのようなタイトな演奏でびっくり!&にんまり。

あと、今更ながら感じたのは、デビュー前に録音された曲なんかでは、ジョンが結構ソロを弾いていたんだなあ、ということ。
「BBC」やブートでデビュー前後の録音を聞いていて、「これってもしや?。」と思った曲がY&Tさんではジョン役のレニーさんが弾かれていて、「ああ、やっぱそうだったのか。」と確認できてすっきりした気分になれた(笑)。

すっきりしたと言えば、ネット上で、顔や性別がつい最近まで判然としなかった方を、本人を前にして確認させていただいたことも大きな収穫だった(笑)。

楽しい夜を過ごさせていただきました

観賞記 クリソツ

2005年09月23日 | Band
今日は早稲田大学、大隈講堂にて行われたライブ・イベント「愛・地球博」を見てきた!。

地元商店街と早稲田大学のコラボレーション(!)によって、地球環境保全に関心を持ってもらおうという催し(主旨違ってたらすいません)の一環として、ビートルズ・コピー・バンドによるライブ・イベントが行われた。

主催者バンドである「Mr.Muffin & Gurumet Pie」さんは初期モノバンドのイメージがあったが、今回からキーボードさんが加入され、ビートルズ中期・後期の曲もレパートリーに加えて、より演奏に幅が広がった印象を受けた。どっしりと安定したリズム隊はとても心地よく、その上をダニー中川さんの涙もののこだわりギターと、てつぼう氏のハードなボーカルが乗っかり、ホール中にど迫力の演奏を響かせていた。この時自分は、ダニーさんのほぼ専属カメラマンとして林家パー子化し、結構必死で撮りまくっていた(笑)。視界を遮ってしまった方、ゴメンナサイ!。

次はメキメキと頭角を現しているプレイヤー「Kakut」さん率いるウィングス・バンド「Jets!」さんの演奏!。色んなセッションの場面ではkakutさんの演奏は拝見したことはあったけど、バンド演奏を見るのは初めて。この演奏がすごいのなんの!。全盛期ウィングス時代のポール・ボーカルを難なく歌いこなして、リッケンを弾き倒す姿にしびれました!。

「Apple Jam」さんの演奏は久しぶりに体験!。メンバーさんが少し代わったのかな?。
ディープな中後期の難しい曲の再現に挑戦されてて、「A Day In The Life」や、最後の逆回転の声まで再現された日にゃ、イスから落ちそうになった(笑)。とても楽しめました。

次はジョン・レノンのソロ曲を演奏する「プラスティック小田バンド」さん。
もうこちらは凄腕のメンバー揃いのバンドで、さらにソロ時代そっくりなジョン・ボーカルで普段バンド演奏ではなかなか聞くことができない名曲の数々を堪能できた。盛り上がったなあ!。個人的なヒットは「Jealous Guy」。なんか、バンドからすごいオーラ出てたな。ブルっと来ました。

そしてトリは待ってましたの「Yesterday & Today」!。
初期のヒット・ナンバーに、アルバム「LIVE at THE BBC」からの曲を加えた、Y&Tさんライブのダイジェスト的な演奏で文句なしに楽しめた!。
加えてすごいな、と思ったのがその見た目!。もうビートルズそっくり!。普段はライブハウスという割りとバンドと近い距離で見るせいか、全体を眺める機会は少ないわけだけど、今回のような広いホールで結構な距離から全体を見てみると、これがもうビデオなんかで見慣れたビートルズにそっくりなんだよなあ。64,65年頃の活きのいいビートルズのライブを擬似体験というか、タイムスリップしたような感覚に陥ってしまった。

どのバンドさんも自分達の技量を思いっきり発揮して演奏されてて、イベント全体を見終わった後は、まるでスポーツの試合の、真剣勝負を見終わったようなすがすがしさが残った!(ダメか、こんな例え…)。自分もいつか混ざって演奏できるようになれたらいいな。

若返り・・・

2005年09月21日 | Beatles
ポール・マッカートニー「US」ツアーがスタートし、色んなサイトにライブの様子がレポートされるようになった。

セット・リストは、ウィングス曲が減って、代わりにビートルズ曲が増え、しかもポールがリード・ボーカルの曲だけでなく、ジョンとのハモりが印象的なナンバーまでが登場してきたりで、まさに一人ビートルズ化進行中といったところか(笑)。
まあ、会場を埋め尽くす何万人の観客が、全てマニアックなお客さんばかりではないから仕方ないのかな。噂される日本公演が実現した際には、ドームクラスの会場だけでなく、武道館や、大阪フェスティバルホールといった会場で、ハードなファン向けのライブなんてやってくれたら嬉しいなあ。ま、生でライブを聴けるだけでも嬉しいけど(笑)。

もひとつ嬉しいのは、画像を見ると、ポールが若返っていること!。
着ている衣装と相まって、まるでウィングス時代のような雰囲気!。
初めて見たときは79年の「カンボジア難民救済コンサート」の時の写真かと思ってしまった(笑)。
02年にスタートした「Driving U.S.A」ツアーの時の姿は、ブランクもあってか、「うわあ、老けたなあ。」と少し寂しくなったけど、ここ数年でどんどん若返ってきてるような気がする。
本人も[髪を染めた。」なんて言ってたけど、それだけじゃなく、継続して聴衆の前に登場してロックしてることが若くいられる秘訣なんじゃないかと思う。

いつまでも元気に、アイドル・ルッキンな笑顔でロックしていって欲しい

愛しのFクン

2005年09月20日 | Car
連休中も快適に走ってくれた、自分の愛車はMG-F。

イギリスの名門スポーツカーブランド「MG」が、95年に復活させた、オープン2シーター。もうこの車が欲しくて欲しくて手に入れた一台!

MGシリーズは、Tシリーズから始まって、有名どころとしてA、B、C、B-GTと進化してゆき、全世界で「B」だけでも50万台以上が生産された。

70年代に入って最大の市場であるアメリカの排ガス規制が厳しくなり対応できなかったこと、屋根のない、基本設計が60年代という古いスポーツカーは、これまた当時のアメリカの安全基準をクリアできなくなり、惜しまれつつも79年にて生産が打ち切られ、MGの歴史はほぼ幕を閉じた。

ところが80年代の末期になって、日本のマツダが、本家イギリスのライトウェイト・スポーツカーまんまのコンセプト「人馬(車)一体」を具現化したスポーツカー「ユーノス・ロードスター」を発売して大ヒット!。死滅していたかに思われてた軽量級スポーツカーの市場が活気づき、各国自動車メーカーからロードスター・キラーと呼ばれるオープン2シーターが続々と登場した。そんな中、本家英国のスポーツカーブランド「MG」も復活を遂げ、この「MG-F」が発売された!(間違ってたらすいません!)。

ストーンズのビル・ワイマンが、伝記ビデオ「25×5」の中で、ブレイク中の頃のインタビューとして、「最初のギャラ?、そんなもん、MG-B買っちゃったら無くなっちゃったよ。」みたいな発言してたり、「マジカル・ミステリー・ツアー」の中ではカーレース?のシーンで同じくMG-Bが「ミニ」とともにバンバン走ってたりと、ミニと並んでイギリスや当時の若者には身近な存在のスポーツカーだったような印象があり、イギリスかぶれの自分としてはとっても気になっていたクルマだった(あ、ちなみにイギリスには行ったことなし)。それに車好きなジョージならたぶん一台くらいは所有していたと思う(妄想)。

60年代に一世を風靡したクルマ、イギリス製、ビートルズも所有(勝手な想像!)、といくつかのキーワードがきっかけとなって、この「MG-F」が発表された時は、もう欲しくて欲しくてたまらなくなった。
ただ、購入を思いとどまらせる、購入資金以外の問題があった!。
免許を取ってからというもの、マニュアル車を運転したことがなかったのだ!。ずっとオートマだったし、完全にカラダがマニュアル車の運転を忘れていて、ちょっとびびっていた(笑)。

でもそんなショボイ悩みを打ち砕いてくれたのが、車雑誌のおまけとして復刻された「MG-B」のカタログに載っていた広告コピー!。

「いつかは君も、落ち着いてしまうのだろう。
可愛らしくて賢い娘と、小奇麗で、気の効いた家と、良くできた実用的なファミリー・サルーンと共に。いつかは…。

そしていつかは君も、色々なしがらみを抱えて自分の心が赴く所へ自由に出かけられなくなるだろう。

いつかは君もスポーティでちっぽけな2シーターには乗ってくれない家族を持つようになるだろう。
そして風に撫でられるだけの髪を、いつまでも君が残しているという保証もないだろう。

だからもし君が「いつかMGを手に入れるんだ。」と自分に言い聞かせているのなら、いつまでもそれをそのままにしておいてはいけない。

君を追い越していくのは、スポーツカーだけではないのだから…。」

もうこのコピーに、自分のなんちゃってエンスー魂に火が点けられ、一気に購入へと突っ走っていった(笑)。

納車の日、自分でディーラーに引き取りに行ったのだけど、家までの道のりが、エンストしまくりで長かったこと…(笑)。泣きそうになりながら運転して帰ったのを憶えている。

絶対的なスピードもパワーもないクルマだけど、自分にとってはぴったりのスポーツカーだし、これからもできるだけ長く大切に乗っていきたいな