昨日は会社で午後ずっと書類作りをやっていた。
パソコンにずーっと向かっているのはつらい。目がしばしばする。
休憩しようと思って顔をあげると、隣の部の部長が机から書類を落とし、拾おうとしてる姿が目に入った。
でも、なんか様子が変。腰に手をあて、ゆっくりとオジイちゃんのようにしゃがみ込んでいる。「ちょっと見ない間に老けたんかなあ。」と視線を顔に向けると、なんと苦痛にゆがんでいる!。
あっ!、と思い駆け寄り、「ギックリ腰ですか?。」と尋ねると
「そ・・・、そうだよ。もう30年の付き合いになる…。」と。
さ、30年…。この言葉は自分にとって恐怖以外のナニモノでもないし、できることなら今すぐお別れしたい…。
自分もこの夏ギックリ腰で、ネクタイしてパンツ一丁で固まり、ひどい思いをしたことを話すと、「お前もか…。コルセットは必需品だよ…。」とその苦痛にゆがんだ顔に、苦しい孤独な戦いの中にも遠くからの援軍を見言い出した様な、弱々しい笑みを浮かべた。いや、もうベテランの風格さへ漂わせていた…。
普段は数字にうるさく、細かい性格の部長で、ちょっと苦手なタイプだったけど、昨日ばかりは仲間、というか頼りになる先輩のように思えてきた。決して弱ってる間にやっつけてやろうなんてことは思わなかった。
定時のチャイムがなり、部長はゆっくりとした歩みでエレベーターに向かう。
思わずエレベーター・ホールまで行き「お疲れ様でした!。」と見送る。
弱々しく手を振る後姿が切なかった。
今日の写真は「あんまり無理して抱えると・・・。」
パソコンにずーっと向かっているのはつらい。目がしばしばする。
休憩しようと思って顔をあげると、隣の部の部長が机から書類を落とし、拾おうとしてる姿が目に入った。
でも、なんか様子が変。腰に手をあて、ゆっくりとオジイちゃんのようにしゃがみ込んでいる。「ちょっと見ない間に老けたんかなあ。」と視線を顔に向けると、なんと苦痛にゆがんでいる!。
あっ!、と思い駆け寄り、「ギックリ腰ですか?。」と尋ねると
「そ・・・、そうだよ。もう30年の付き合いになる…。」と。
さ、30年…。この言葉は自分にとって恐怖以外のナニモノでもないし、できることなら今すぐお別れしたい…。
自分もこの夏ギックリ腰で、ネクタイしてパンツ一丁で固まり、ひどい思いをしたことを話すと、「お前もか…。コルセットは必需品だよ…。」とその苦痛にゆがんだ顔に、苦しい孤独な戦いの中にも遠くからの援軍を見言い出した様な、弱々しい笑みを浮かべた。いや、もうベテランの風格さへ漂わせていた…。
普段は数字にうるさく、細かい性格の部長で、ちょっと苦手なタイプだったけど、昨日ばかりは仲間、というか頼りになる先輩のように思えてきた。決して弱ってる間にやっつけてやろうなんてことは思わなかった。
定時のチャイムがなり、部長はゆっくりとした歩みでエレベーターに向かう。
思わずエレベーター・ホールまで行き「お疲れ様でした!。」と見送る。
弱々しく手を振る後姿が切なかった。
今日の写真は「あんまり無理して抱えると・・・。」