With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

ウアーファー、コーン紙のホワイトニング!!

2012年06月21日 | Music
先日オクで落札したJBL4312。
アッテネーターのガリもなく絶好調、素敵な低音を響かせてくれてます
・・・が、さすがに製造から30年、ウーファーのコーン紙はすっかり黄ばんで、
シミらしきものもいっぱい
エンクロージャーは、ワトコオイルをかけて磨いて・・・っと割と簡単に
リペアできたものの、さすがにコーン紙のリペアまでは素人がおいそれと
手を出す気にはなりませんね。

でも、この黄ばみとシミはいかにも古臭いイメージだし、真っ白なウーファーこそ、
JBLのアイコンみたいなもんだし・・・とネットを徘徊
そうするとやっぱりというか当然ながら古びたコーン紙をリフレッシュしたい、というニーズは存在するようで、オーディオプロショップにリペアを頼む、自分で着色材を買って作業する、自分なりに着色剤を調合し自分で塗る・・・といくつかの選択肢があることを発見

DIYしたい派なので、ショップから着色剤を買って自分で塗る!という選択肢をチョイス。
つ~か、あんまりお金かけたくないし
ショップで頼むと、1本あたり1万数千円かかるとのことで、着色剤さへしっかりしたものであるのなら自分でやってしまおうと
早速オーディオ・ショップ「ファンテック」さんに着色剤をオーダー。


はけ付


ウーファーを本体から外す・・・。
ウーファーとエンクロージャーが経年変化で溶けた塗料とベタっとはりついてて、
マイナス・ドライバーを差し込んで、バリバリという嫌な音にもめげず引き離した


ウーファーの裏側。
ターミナルが、30年経っているとは思えないほどピカピカだった
もう片方は、ネジがバカになってしまって、どうやっても外れないので、エンクロージャーに
付けたまま作業することに・・・。


まずは細い筆を使って内周と外周を塗る。基本ですね
着色剤の原液は結構濃厚なので、水で薄めて塗りましたよ。


全体を塗り終わったところ。
テカテカ


半乾きのところ。


再びエンクロージャーに装着


定位置にセット!
う~ん、いい感じ

音の変化は・・・、正直あまり感じない。
若干低音が硬い感じがするけど、着色剤が完全に乾燥したら戻ってくるんじゃないかと思う。
バッフルももう一度綺麗に拭きあげて、なんとなく新品感も出てきた。ようやく自分のものにしたような征服感。
これで外観のリペアはほぼ自分のイメージ通りに完了。

でも・・・、もしここを見て自分も塗ってみよう!、と思ってくれた方がいたとしたら・・・
割合作業は簡単だけれど、オリジナル状態ではなくなってしまうことだし、あくまでも自己責任でお願いします


Happy Birthday Paul!!

2012年06月18日 | Beatles
今日6月18日は、我らがポール・マッカートニーの70歳のバースデイ!!。
とうとうビートルズのポールも70歳ですよ・・・。

今夜はビーチボーイズの素晴らしい新譜を聴くのを一休みして、数年前にリリースされた、93年東京ドーム公演のブートを聴いとります(1993年11月15日東京ドーム公演、ライブ本編32曲中22曲をサウンドボードで収録!)。

この時は確か、Bブロックの中央寄りという結構いい席で、大学のバンド仲間と見たんだよなあ

印象的だったのは、まだ開演前、照明が落とされていない明るい中をステージ袖からローディがポールのヘフナーを高々と抱え(いや、普通に持ってきただけかも知れない)、
おもむろに2,3音、弦をつまびいてみせたシーン。
ヘフナーはもうポールの分身みたいなものだから、その姿を明るい照明の下で確認できて、しかも単体で音が聴けただけで、ハタチそこそこの自分は卒倒しそうだった。

そしてこのヘフナーを抱えての演奏で、やはり一番印象に残ってるのがAll My Loving!



ドームという広い会場を意識してか、年齢による落ち着きからか(笑)、ややテンポを落として演奏されたこの曲でのベースは、重くルーズでありながら、オリジナル通りにハネてるという素晴らしいものだった。
エンディングでベースのフレーズが上昇していくとこなんかシビレたよなあ。

今でももちろんヘフナーは現役で使われているけど、耳慣れたCD(もちろん当時はレコード)のレコーディングで使ったベースそのものを使って、目の前で演奏されちゃうなんて、とても刺激的だった。

とにかく、いつまでも元気にRockし続けてください




JBLが来た!

2012年06月04日 | Music
オクで憧れの名機「JBL4312」を、格安にてゲット!

ま、1980年発売のビンテージ・・・と言えばかっこいけど、いわゆる年代モノ。
さらに4312のアイコンとも言えるウォルナットつき板のエンクロージャー(箱)に
傷や、マグカップか何かを置いたシミ、水のたれた跡等があり、人気モデルの割にはほとんど無風状態で競り落とすことができた!

外観が汚れてたって、スピーカーユニットそのものにはダメージもなく音は問題なく出ている、との説明だったので、落とせたことはラッキー
だって、これオーディオ・ショップとかだと、メンテが施された良品は、まだまだ10万を超える固体もざらにある人気機種。
それが片手(!)未満で手に入れることができたんだからやっぱりラッキーというもんですよ

この前の土曜日に到着したコイツを週末2日間かけてメンテ(主に外観)してみました~
サランネンットにもまったくダメージもないし、製造後30年経っていることを考えれば、エンクロージャー、バッフル、スピーカーユニット等、全然綺麗な方だと思う。

でも細かく見ていくと、オークション時の説明にあった通りの傷の数々が・・・


マグカップか何かを置いてできたシミ


スリ傷?。他にも日焼けしたのか、1本の側面は随分退色したような色合いだったり。

まずはマスキングをして・・・
全体をサンドペーパーでやすりがけ。
やすりがけの後は、濡れ雑巾で丁寧にやすりクズを落とす


やすりがけのみで、マグカップの跡はほとんど消えた!


そして仕上げに、ワトコワックスを塗る!。色はもちろんダークウォルナット!。
はけで全体にワックスを塗り拡げ、半乾きの状態で布っ切れで吹き上げる!。そして磨きあげる!。


すると傷もほとんど目立たない、新品にも近い深い艶が蘇った!!
このウォルナットの風合いが好きなんですよね~。


もう一つの大きな(?)ダメージ、片方のミッドレンジにぱっくりと亀裂が・・・。
遠目にはほとんど目立たないし、ここは放っとこうかと考えたものの、いずれビビリの原因になるかも?、と思い直し修理することにした!

亀裂の入った部分は紙でできているし、同じ自然素材を使った「ヤマト糊」を接着に使おう。


でんぷんが主成分のヤマト糊と、和紙・・・がなかったから、使い捨ての紙製のマスクをビリビリ裂いたものを水で溶いて、
接着剤を作ってみた。
これを患部に塗って・・・



乾燥したところ。紙のちぎり方がアバウトだったからか盛り上がってしまった。もっこりしてしまった


水性絵の具で周囲と色あわせ。


乾燥したところ。修復した箇所が痛々しい。
正しい修繕の仕方ではないんだろうけど、破けてる時点で所期の性能は発揮できてないものと割り切った。
そんなに繊細な耳も持ち合わせていないし


外装メンテ完了!。
そしてこれまで約10年使ってきたコンパクトなスピーカーを台から降ろして、
そのコンパクトスピーカーよりずっと古い製造年の4312を設置。
1本20キロあるから腰が痛かったです・・・


う~ん。やっぱりカッコいい。しばしうっとり眺めちゃいましたね。
このウォルナットのエンクロージャーは、ミッドセンチュリーの家具にも通じるモダンさを醸し出していて、
いかにもいい音が飛び出してきそうな雰囲気をも持ち合わせておりますね。

我慢できずに、CDを早速再生・・・。
おお~、これがJBLか・・・。
そんなにスピーカーの聞き比べなんてしたことないから、あくまでこの固体の絶対評価になるけどベースのエッジが際立って聞こえるし、同じくドラムのキックもズシ~ンを響いてくる印象
さすがスタジオモニターだけあって、非常にライブ感を感じさせる音に聞こえる。
少なくとも自分は大好きな音

30年という年月を過ぎているけども、まだまだ現役でいい音を聞かせてくれそうなコイツ。
DIYしながら長く付き合っていこうと思う。