GW前半から続くポール祭りも、極個人的に続行中。
それ以外にも先日のジョージRAH公演をはじめ気になるタイトルがチラホラと・・・。
なかなか観たり聴いたりが追いつかない・・・(笑)
「GEORGE HARRISON / COMPLETE LIVE HARRISON FILMS」by misterclaudel
残されたジョージ・ハリスンの単発ライブ、飛び入り参加ライブ、TV出演シーン等をDVD3枚に徹底的に収録して見せたもの。
ジョージの主だったビートルズ以降のライブ活動で、誰の記憶にも浮かぶのが1971年のバングラデシュ・コンサート、74年北米ツアー、そして91年の日本公演・・・。
長いキャリアにしては少ない印象なれど、この時系列でまとめられたDVDセットを見ていると、気心の知れたミュージシャンの絡んだフェス、ライブには積極的に参加していた姿が確認できる。
インフォにもある通り、長いソロ活動の中で、共演したメンバーの顔ぶれに大きな変化が見られないところに、彼の人柄とか音楽に向かいあうスタンスが垣間見れて興味深い。
今までも様々なタイトルに収録されてきたシーンが、考えられる最良の状態でまとめて収録されているのでありがたい。
有名どころでは、モンティ・パイソンの面々と絡んだ「Rutland Weekend Television」。
エンディングの皮肉たっぷりの演奏シーンだけでなく、前段階のコント(?)のシーンまでも収録。自分は初めて見た!。
海賊姿に扮したジョージは大袈裟なくらいにノリノリで(笑)、例の盗作騒動時のストレスは相当なものだったんだろうなと却って想像できるほど。
あのエンディング・シーンの吹っ切れ具合はこの流れからきてるんだなあ、と納得。
*画像は全てPC再生時の画面をキャプチャーしたもの
印象的な「Saturday Night Live」もオープニング・シーンから収録(ジョージの出演していないシーンはもちろんカット)。
このポール・サイモンの冒頭のコント(?)シーンは初めて見た。
この斜がかかった「Here Comes The Sun」の演奏シーンはいつ見ても感動的。
ドイツのTVショウ「DISCO 77」も自分は初めて見た。
思いっきりマイムな演奏シーンもすごいけど、番組が終わった瞬間に、目の前にジョージがいるにも関わらず淡々とはけていく観客達もすごい!
カール・パーキンスの特番における、リハーサル・シーンも貴重。
リンゴが自身のリハを終えて座席に戻り、ジョージと会話を交わすシーンはファンとしては心温まる名場面。
飛んでディスク3の最期のチャプター。
カール・パーキンスの葬儀での弾き語りシーン。
「Your True Love」
思いの外淡々と、往時と変わらぬ声とアコギの演奏で師を送る姿は感動的。
これがジョージの公衆の前で演奏する、最後の姿なんだなあ。貴重な記録だ…涙
ジョージがこの世を去って今年でもう16年。
DVD3枚組というボリュームながら、ライブ演奏という軸で綴られたジョージのソロ・イヤーズ・コレクション。
マニアからライトなファンまで十分に楽しめる、そしてbootlegだからできた一作。