With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

GEORGE HARRISON / COMPLETE LIVE HARRISON FILMS

2017年07月23日 | 西新宿系



GW前半から続くポール祭りも、極個人的に続行中。

それ以外にも先日のジョージRAH公演をはじめ気になるタイトルがチラホラと・・・。
なかなか観たり聴いたりが追いつかない・・・(笑)

「GEORGE HARRISON / COMPLETE LIVE HARRISON FILMS」by misterclaudel
残されたジョージ・ハリスンの単発ライブ、飛び入り参加ライブ、TV出演シーン等をDVD3枚に徹底的に収録して見せたもの。

ジョージの主だったビートルズ以降のライブ活動で、誰の記憶にも浮かぶのが1971年のバングラデシュ・コンサート、74年北米ツアー、そして91年の日本公演・・・。
長いキャリアにしては少ない印象なれど、この時系列でまとめられたDVDセットを見ていると、気心の知れたミュージシャンの絡んだフェス、ライブには積極的に参加していた姿が確認できる。
インフォにもある通り、長いソロ活動の中で、共演したメンバーの顔ぶれに大きな変化が見られないところに、彼の人柄とか音楽に向かいあうスタンスが垣間見れて興味深い。



今までも様々なタイトルに収録されてきたシーンが、考えられる最良の状態でまとめて収録されているのでありがたい。

有名どころでは、モンティ・パイソンの面々と絡んだ「Rutland Weekend Television」。
エンディングの皮肉たっぷりの演奏シーンだけでなく、前段階のコント(?)のシーンまでも収録。自分は初めて見た!。



海賊姿に扮したジョージは大袈裟なくらいにノリノリで(笑)、例の盗作騒動時のストレスは相当なものだったんだろうなと却って想像できるほど。
あのエンディング・シーンの吹っ切れ具合はこの流れからきてるんだなあ、と納得。



*画像は全てPC再生時の画面をキャプチャーしたもの

印象的な「Saturday Night Live」もオープニング・シーンから収録(ジョージの出演していないシーンはもちろんカット)。


このポール・サイモンの冒頭のコント(?)シーンは初めて見た。





この斜がかかった「Here Comes The Sun」の演奏シーンはいつ見ても感動的。


ドイツのTVショウ「DISCO 77」も自分は初めて見た。





思いっきりマイムな演奏シーンもすごいけど、番組が終わった瞬間に、目の前にジョージがいるにも関わらず淡々とはけていく観客達もすごい!



カール・パーキンスの特番における、リハーサル・シーンも貴重。
リンゴが自身のリハを終えて座席に戻り、ジョージと会話を交わすシーンはファンとしては心温まる名場面。


飛んでディスク3の最期のチャプター。
カール・パーキンスの葬儀での弾き語りシーン。
「Your True Love」
思いの外淡々と、往時と変わらぬ声とアコギの演奏で師を送る姿は感動的。
これがジョージの公衆の前で演奏する、最後の姿なんだなあ。貴重な記録だ…涙


ジョージがこの世を去って今年でもう16年。
DVD3枚組というボリュームながら、ライブ演奏という軸で綴られたジョージのソロ・イヤーズ・コレクション。
マニアからライトなファンまで十分に楽しめる、そしてbootlegだからできた一作。


GEORGE HARRISON / ROYAL ALBERT HALL 1992

2017年07月03日 | 西新宿系


これ持ってたよな~と、CDラックを探してみたら、実際は持ってなかったというタイトルってありますよね?。

先月西新宿ライトハウスからリリースされたこのアルバムが自分にとってはそんなタイトル。
「GEORGE HARRISON / ROYAL ALBERT HALL 1992」

画質がめちゃくちゃ悪いVHSとDVDなら所有してた。
単発のイベント・ライブだしクラプトンやネイザン・イーストもお休みだから、というのもあまり触手が伸びなかった理由かも知れない。

今回は初登場音源からのCD化ということであらためて聞いてみようとご購入。

懐かしいカセット、ハイポジテープによる録音とのこと。
自分の周囲の評判ではインフォで言ってるほど高音質じゃあないよ、というものが大半だったけど、
なんのなんの高音も自然にクリアで伸びがあり、2017年のオーディエンス録音と比較しても遜色なく楽しめる。
ほとんどカセット特有のヒスノイズも聞こえないので、マスタリングがうまかったのかな。



個人的に2009年のビートルズ・リマスタ以降、ドンシャリが聞いたデジタル・ライクな音よりもアナログっぽいナチュラル指向のマスタリングが主流になったという印象があって、益々こういうカセットで録音された、埋もれていた貴重音源への需要は高まると共に、
発掘・リリースが進んでくれるんじゃないかなあ、と期待。

充実の日本ツアーを終えての単発ライブということもあって、ジョージの歌声、演奏にはとても余裕を感じる。
それに反比例して、観客のノリは落ち着いているような。。。

「Something」、イントロ時のギターソロ部分。
その曲が「Something」だとわかった瞬間、日本ではうおお~!と、嗚咽が混ざった様な(笑)、低い、そして熱い歓声が巻き起こったのに対し、
このロイヤル・アルバート・ホールでは嘘みたいにあっさりとした拍手。

まさかこれがジョージ最期の単独ライブになるとは誰も思ってなかっただろうし、今後もライブ活動は継続…
と考えるムードがあった時代だとしても、それにしてもあっさり。

「While My Guitar Gentry Weeps」では、クラプトンとのジョイント時ほどまでとはいかないまでも、
ゲイリー・ムーアさん、もう少しジョージに花を持たせてあげる事はできなかったのかなあ(笑)。
弾きまくりで誰かのカバー・バージョンみたい。ジョージのソロを今一度聞きたかったところ。



そんなところもあって、個人的に今までこのライブ盤持ってなかったんだろうな(笑)

GEORGE HARRISON - ROYAL ALBERT HALL 1992
Live at Royal Albert Hall London, UK 6th April 1992

Disc 1 (70:15)
1. Introduction
 
Joe Walsh:
2. Pretty Maids All In A Row 3. In the City 4. Life in the Fast Lane 5. Funk #49
6. Rocky Mountain Way

Gary Moore:
7. Walking By Myself 8. The Sky is Crying 9. The Blues is Alright 10. Still Got the Blues

George Harrison:
11. I Want to Tell You 12. Old Brown Shoe 13. Taxman 14. Member Introduction 15. Give Me Love

Disc 2 (77:18)
1. Something 2. What is Life 3. Piggies 4. Got My Mind Set On You 5. Cloud Nine
6. Here Comes the Sun 7. My Sweet Lord 8. All Those Years Ago 9. Cheer Down
10. Isn't It a Pity 11. Devil's Radio 12. Introductions
13. While My Guitar Gently Weeps (with Ringo Starr, Gary Moore)
14. Roll Over Beethoven (with Ringo Starr, Joe Walsh, Gary Moore)
15. Drum Solo (Ringo Starr) 16. Roll Over Beethoven (with Dhani Harrison)
17. Outro.

George Harrison with The Hijack Band:
Mike Campbell - guitar Andy Fairweather Low - guitar Ray Cooper - Percussion
Greg Phillinganes - Keyboards Will Lee - Bass Steve Ferrone - Drums
Chuck Leavell - Keyboards Katie Kissoon - Vocal Tessa Niles - Vocal


THE COLLECTORS / Gear Book

2017年07月01日 | Music


「THE COLLECTORS Gear Book」
デビュー30周年関連の一環としてリリースされた、コレクターズの使用楽器写真集。

レコ屋さんでシュリンクされた本を手に取った時に、「Beatles Gear」やそのストーンズ版と比べて全然薄っぺらいし、その割りに値段も高いし(だったらレコード買いたいし)で、見送っていたんですが、先日ブック・ユニオンで見つけ、古本で恐縮ですがゲット。



いざ中身を見てみるとボリュームたっぷりのインタビューあり、かっこいいグラビアありで大充実の内容でした。
さすが「Player」誌。失礼しました(笑)。

肝心の楽器の写真は、各メンバーのアナザー・サイドと呼べる活動の物も含まれていて、かなりの数がフォローされている。



「コータロー&ザ・ビザールメン」で使用されているテスコ・ギター達。

個人的に注目してたのはザ・シャムロック以降も常に第一線で活動し続ける生粋のモッズ、Jeff山森氏の使用楽器。
コレクターズ以外のステージではグレコを始め、今やジャパン・ビンテージと呼ばれる国産ギターを現役で使用しており、勝手にシンパシーを感じてた(笑)。



このグレコのリッケン4003のコピーモデル、RB700。
何気にこの個体の写真が見たかった(笑)。
フィヤーグロウ(赤のサンバースト)に白いバインディングが本当に美しい。
ビートルズ楽器じゃないけれど、このグレコのRBがいい。欲しいなあ。

リッケンのコピーと言えば、フェルナンデスのモデルも忘れられない。
人知れず自分が狙っているのはRB80PM(画像はネットから拝借)。



そう、型番からも想像できる通り、もろにポール・マッカートニー仕様な一本。



ヘッドの挟み込みのローズウッドの割合がグレコよりも本家に近いし、



ボディの角が削ってあるのはもちろん、ゼロ・フレットまであり、ピックガードの形状もポール使用のものに近い。
グレコよりもコピー度は上で、ほんの初期ロットらしいけど、よくぞここまでこだわったものだと感心。
ウィングスしか似合わなそうなルックスとは言え、ここまでのコピーが許された大らかな時代の遺産として(笑)ぜひ手に入れたいなぁ。

その完成度の高さから人気で、オークションでは他のモデルよりも高め。

あ、「COLLECTORS Gear Book」から思いっきり話が逸れた。