With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

LIVE AT STOWE SCHOOL / THE BEATLES

2023年08月26日 | 西新宿系



今話題の、世紀の大発掘とされる音源を聴く。

これはすごい…
ビートルズ、1stアルバム発売2週間後のライブ。
22曲、1時間分のステージが聞ける。




音もバランスも悪いけど、聞き進めるうちにどんど
ん没入していってしまうほど演奏がすごい。
弾きまくるジョージがめちゃくちゃカッコいい。ガレージ、パブロック好きにも堪らない音源なんじゃないだろうか。


良過ぎて紙ジャケ作っちゃった。

YESTERDAY AND TODAY ~DRY BABY DRY~ / THE BEATLES

2021年10月15日 | 西新宿系


今日は「LET IT BE」50周年盤の発売日。
自分は、ついにオフィシャル・リリースとなる「GET BACK」アルバムが、どうしてもLPレコードで欲しくて、アナログ盤の箱をオーダー。

し、しかし昨日、到着予定日が10月26日~28日にリスケされたという、ふざけんな!な内容のメールが!。

SNS上にぞくぞくUPされる現物の画像や流れてくるレビューを悶々としながら眺めていると、
まあすぐに聞ける状況にないし、人様の感想を楽しませていただきながらゆっくり待つとしよう、となぜか余裕な心境に。

で、こないだ購入してきた珍盤?を今夜は聞いてみる。

THE BEATLES / YESTERDAY AND TODAY ~DRY BABY DRY~

過剰にリヴァーブがかかっている(と製作者が思う)曲のリヴァーブを減退させ、より生の音に近づけてみた、というコンセプトのアルバムをフィジカル化したもの。
思いつきそうで思いつかなかったアイデア。

BFお得意の紙ジャケ仕様。このアルバムはブッチャーカバー10種類のデザインが用意され、10枚セットにボーナスCD-R付きという仕様でも販売されている(中身のCDは10枚同じ)。

スパインなしのペラジャケ、帯付き。自分はこのデザインをチョイス。


レーベルはレインボウ・キャピトル仕様。

果たしてリヴァーブを減退させた効果は。。。

曲により効果的なものとそうでもないものがはっきり分かれる印象。
とりあえず、リヴァーブを減退させることで全体の音が変質してしまうようなことはなく、どの曲もそういうミックスなんだと言われれば頷いてしまうほど自然な仕上がりに驚く。

「For Sale」収録曲の様な、主にボーカルにリヴァーブ(自分はエコーがかかったと言いたい)がかかっている曲での効果が高いように感じた。
「Rock And Roll Music」なんてジョンの声がとても生々しくて、ライブ感も出てて、このアルバムの中で最も気に入ったトラック。

一方で「Anna」のような、太いゲージを貼ったグレッチ・デュオジェットの、VOXアンプを通して出てきた艶々したサウンドは、リヴァーブをそぎ落とされることで印象が一変。
なんとも奥行きのない平坦なサウンドに変わってしまっていた。
うん、そうだな、グレッチの音は、デュオ・ジェットにしろテネシアンにしろ、こんな音じゃないだろうって感じ。

いやあ、それにしても面白いことを考える人がいるもんだ。そしてテクニックも。

14 ON FIRE JAPAN TOUR 2014 '306' / The Rolling Stones

2021年09月16日 | 西新宿系



チャーリーが亡くなったからというわけではないけれど、

ここ最近は車でも部屋に戻ってからもストーンズを聞くことが多い。


チャーリー個人としては時代を象徴するロックスター、というタイプの人ではなかったけれど、それでも特別な存在だったと感じている人は多いのではないだろうか。



音源仲間からシェアしてもらった91年のチャーリー・ワッツ・クインテットのライブ音源。

ちゃんとCD-Rに焼いて、ジャケットも再生してスピーカーから聞く(マメ!)。

絵本をベースにしたライブだという予備知識なしに聞くと、バーナード・ファーラーのナレーションが入るライブ構成にものすごく違和感を感じてしまうだろう。

でもチャーリーのアナザー・サイドの活動を知れる好ライブ盤。

JAZZ界隈での存在感はいかほどだったのだろう。この録音からはストーンズのファンが大勢詰めかけている様子がうかがい知れる。


2019年、チャーリーのストーンズとしての最期の演奏を収めた、LHからリリースされたタイトルは訃報が流れたあと完売してしまい聞けずじまい。

すぐに再発されるかな~と思いきやその兆候はなし。



自分が最後にチャーリーの演奏を聞いた2014年3月6日の東京ドーム公演。

私家製ブート(笑)はあるものの、低音が回りまくって何度も繰り返して聞けるシロモノではないので、7年経ったタイミングであらためてDACからの「306」をゲット。



イヤモニ、オーディエンス録音のマトリクス音源で(誰のイヤモニかは自分はわからないけど)、ほぼサウンドボード並みに楽しめる。ホタイさんの部分もそのまんま収録してあるんだ(笑)。



当時ドームで久しぶりのストーンズと対峙した時、2006年来日時と比べてもメンバーみんな、見た目も演奏も歳とっちゃったな~という思いを強くしたものだった。

でもそんな2014年のストーンズにおいても、この録音からはミックとチャーリーがグイグイとバンドをリードして行ってる様子が記録されていてとても嬉しい。


有名どころでないライブ盤もコツコツと聞いてみようと思う。


WE MET FINALLY(やっとあえたね)/ Paul McCartney

2021年08月21日 | 西新宿系


某コレクターズCDショップのHPにて、今週唐突にリリース案内のあったタイトル。

「WE MET FINALLY(やっとあえたね)」2CD+DVD


1990年、ポール・マッカートニー初来日、東京ドーム公演、しかも初日の3月3日の初登場音源。
「完全初登場、ウルトラハイクオリティ」との触れ込みにより早速ゲット。


一見してこの某ショップ(笑)が扱っている専門レーベルであるピカデリーやバルキリーとは異なる体裁のジャケット、そしてデザイン。

A5サイズのクリアファイルにジャケット?、リーフレット?とディスクが納められたこれまでにないスタイル。

レーベル名は「WHITE BOOKS」?、「GREAT WHITE WONDER」?いずれにしろ聞いたことがない。
おそらく名前に「白」がつく人間が絡んでいるんだろう(笑)。


シンプルなディスク盤面のデザインも、近年のオフィシャルかと見紛う洗練されたものとは真逆の、往年のブートレッグ想起させてくれるもの。
自分は好きだなあ。

で、肝心の音は...
これがインフォに偽りのない高音質。
100%インフォの情報を信用すると、1Fスタンドの招待シートで放送取材用のマイク(機種はもち不明)を使用して録音されたものとのこと。

ステージから距離があるので、バンドの演奏の輪郭がくっきりシャープに捉えられているとまではいかないけれど、距離を感じさせないほどに音像は大きく、ダイナミックに捉えられている。
更にオーディエンスの拍手なり歓声なりが、クリアに、空気の層としてステージから録音場所までの距離を感じさせてくれる理想的な録音になっている。とにかくバランスがいい。
スピーカーからそれなりの音量で鳴らすと、十分に90年のドームでの熱狂を再現してくれる。
手元にあるほかレーベルからリリースされた同じく初日の音源があり(こちらも高音質)聞き比べでもしてみようかな?、なんて思っていたけどやめた。そのくらい別格な音。

この録音者の手による、自分の行った11日の音なんてないものかな、なんて妄想も働いてしまう(笑)。
すごい音源が出てきちゃったなというのが今聞き終えたばかりの感想。
演奏内容云々よりもまずはその音質の良さに驚いてしまった。

この新興?レーベル、要注目かも。

THE LAYLA SESSIONS 50th Anniversary Edition / DEREK & THE DOMINOS

2021年01月16日 | 西新宿系



UK初版でしか聞けなかった貴重なオリジナルミックスを収録した、BFからリリースされたレイラ50周年盤。


LHよリリースされたタイトルは早々にソールドアウトとなっていたものの、BFからも早い段階からリリースの案内がされていたので

それほど慌てることもなくこちらをゲット。紙ジャケだしね。

昨年の秋の終わり頃に購入し、ようやく今聞いているという・・・(笑)



アナログのジャケットの完全再現というコンセプトではないものの、なかなか凝ったつくり。

紙質もマットなだけでなく梨地加工されたような質感の高いもの。



ゲイトフォールド内側はオリジナル盤同様のコラージュ写真。



ワイドスパイン!というかBF製紙ジャケ特有の、極厚なスパイン。

ここら辺はコストと強度の兼ね合いから致し方ないのでしょう。



リールテープを模したレーベル面がオシャレさん。


肝心の音に関しては・・・UKミックスとUSミックスの違いが自分にはほとんどわからなかった(笑)。

このアルバムはUSミックスがデフォルトなので、UK初版についてはUSのラフミックスが使用されているのだそう。


オリジナル盤や、過去の40周年スーパー・デラックス・エディションでの復刻(こちらもアナログ)を入手するまでもなく

手軽に聞けるようになったのが自分なんかにはとてもありがたい。




Wings From The Wings THE LOST MIKE MILLARD TAPE / WINGS

2020年12月16日 | 西新宿系


先日ついに、マイク・ミラードの手によるウィングス76年6月23日、L.A.フォーラム公演が公開された。

そしてこれはおそらくプレス盤としての最速リリース。


Wings From The Wings 
~THE LOST MIKE MILLARD TAPE (by Valkyrie Records VAL-064)~

前評判というか、いち早くネットから落とした音源を聞いた人達のレビューの中に、
~元々1st GENの音質がいいから特段に音質UPしたようには思えない~的なものが少なからずあったものだから、もう早く聞いて自分の耳で確かめたかった(笑)。


早速プレーヤーのトレイにCDを乗せ、プレイボタンを押し、アンプのボリュームを解放していくと・・・。
一聴してこれまで聴いてきたものとは次元、いやテープの世代の違いを実感できる音が聞こえてきた。

一瞬、バンドの音が小さいか?と思うも、それはこれまで数十年に渡って施されてきたリマスター作業の「効果」であって、これが本来のバランスなんだろう。
静寂がきちんと静寂として記録されているのでバンドの音を無理に持ち上げなくてもきちんと聞こえてくる。ノイズもほとんど気にならない。


まだきちんと聞き込んだわけではないのであくまでも初見的な感想になるのだけれど、まあドラムの音が生々しい。
これまではいかにもカセット録音ぽい詰まった印象、悪く言うとチープなリズムボックスの様にも感じられた音が、ちゃんと人間が叩く(当たり前か)血の通ったドラミングとして記録され、バンドをリードして行ってるのを感じることができる。

同じ様にポールのリッケンバッカー・ベースの音もくっきりと聞き取ることができ、
「JET」でのゴリゴリとしたピッキングの音がたまらない。

デニー・レインの「Go Now」、イントロのピアノだって、こんなに跳ねたリズムを感じさせる演奏だったのかと驚いてしまった。

これがマスター・テープの音か~
と溜息をもらさずには自分としてはいられなかった。
兎に角生々しい。機材もさることながら、下見や徹夜して確保したという録音ポジションが何よりこの名録音を誕生させ得た最大の要因だったんじゃないだろうか。
それほどバンドを近くに感じられる。
観客席の奥の方の歓声まで綺麗に聞き取れるのは結構感動。

「Silly Love Songs 」曲が進むにつれポールのボーカルがきつそうになってきたり、「Band On The Run」でフラット気味になったりと、ステージ上の苦闘すら感じられるのも音がこれほどまでにクリアだからこそ。
これが千秋楽。余力を残すものか、という凄まじい気迫が伝わってくる。


「Wings From The Wings」と言えばやはりこのジャケデザイン。ポールの雄姿もきちんとオリジナルの画像に差し替えられているのもポイント高い。

いや~ついつい興奮気味になってしまった。

内容、音質共に個人的な、今年のベスト・タイトルか。

The Collection / THE BEATLES

2020年11月18日 | 西新宿系


リリースからだいぶ時間が経ってしまったけど、ブツ好きとしては気になっていたアイテムをこの間ようやくゲット。        
BFからリリースの「The Beatles Collection」10CD BOX。     
   
MFSLの高音質LPに、「サージェント・ペパー~」のUHQR盤(かなり前にこちらも単体でBFよりリリースされてましたよね)、
さらにMFSLカセット版の「リボルバー」を加えてCD化したコンプリート・コレクション。    

あいかわらず美麗なBOXにそれっぽい帯付(笑)。    


  
BOX側面。芸が細かい・・・。     


BOXを開けると10枚のディスクがバルク包装された状態で、各ディスクのタイトル・リストと共にセット。        

ディスク盤面。   
 


リッピングしようとiTunesに突っ込むと、あらら・・・元ネタが表示された。ここらへんはうまく騙して欲しいなあ(笑)       
 
ま、そりゃそうだわな、わざわざ良質なアナログ盤を捜してトレースして、さらにマスタリングしてCD化なんて手間のかかることしないか。    


お、apple losslessと・・・        

圧縮音源から銀盤化されたものを、さらにまたapple losslessでリッピングしょうとしてた・・・やめた(笑)       
 
ところがどっこい。このCD、普通にスピーカーから聴くととてもいい音!。さすが可逆圧縮!        
そもそもLPセット持ってないし、聞き比べなんてしなければ単体でとてもいい音。   
     
いやあ、自分の耳なんてほんとあてになりませんね。

TOKYO DOME 1993 FINAL NIGHT / Paul McCartney

2020年09月23日 | 西新宿系


LAフォーラムのミラード音源と、まるでスーパーマーケットの関連販売のように(笑)リリースされた中の1枚。

しかしこれがインフォの文句に違わぬ高音質。
新たに提供されたカセットテープで蘇る93年東京ドームの最終日!


さすがに空間の拡がりをうまくパッケージしたミラード録音には届かないものの、バンドの音を大きく捉えた素晴らしい録音。
バスドラのキックとベースのアタックも迫力あり気持ちいい。
スピーカーで聞くとカセットっぽいやや詰まった感じの音質なので、イヤホンで聞くのがいいのかも知れない。
客席のチャットも結構拾ってるけど、テーパーさんはきちんと仕事に集中しているのか終始録音は安定している。


相変わらず堂々とアーティストの画像をあしらったレーベル面(笑)

やたらレジェンド扱いされる現在に比べたら、オールドウェイブ代表みたいな扱い方をされていた93年当時。
きちんと新譜を発表し、ワールド・ツアーを敢行、旋風を巻き起こしていくサマは胸がすくような思いがしたもんでした。
「Off The Ground」の楽曲もバンドサウンドを重視した小粒なロックンロールが多く、元プリテンターズのロビーがいたり、
ドラマーもよりハネたグルーヴを叩きだすブレア・カニンガムに交代したりと、会場こそドームなれど、パブ・ロック感あふれる演奏は
とてもカッコよかったなあ。
「looking for Changes」のイントロをドヤ顔で弾くロビーの顔がいまだに忘れられない。

すぐにまた来日してくれると思ったら、それから9年も待つことになっちゃったけど。

COLOR CHANGE TOURMALINE / Paul McCartney

2020年09月18日 | 西新宿系


ほぼ1ヶ月前、ネット上にマイク・ミラード録音によるポール音源がリリースとの情報が。                        
ついに「Wings from the Wings」の大元マスターがリリースか!と色めきたったのも束の間、詳細を知りより大きな驚きに襲われる事に(笑)
                       
なんと89年11月29日のLAフォーラム公演がリリースとのこと。                        
こんな最近まで、といっても30年も昔の事だけど、マイク・ミラード氏は活動していたんですね。                        
自ら命を絶ったのが92年とも94年とも言われているから、ほぼ最晩年の録音と言えるんだろう。                        


遂に登場したミラード録音のポールということでR盤含め各所からアイテムのリリースが案内されるも、自分はこちらの盤をチョイス。

「マイク・ミラード」で既にブランド化してる面もあるので、なるべく氏が記録した「素」の音に近いものを・・・。                        
もともとフリーで上がってる音源なんだから付加価値をつけて・・・、ってメーカーの考えも理解はできるのだけど。                        
 

大きな期待をもってディスクをトレイに乗せて、いざプレイ。                        
                       
お~、さすがのミラード録音と思わず唸ってしまう。                        
なんなんだこの奥行と拡がりを感じさせる、まさにその場に「臨場」してる感は。                        
                       
アリーナ真ん中3列目シートでの録音ということでステージが十分過ぎるほと近い。そしてバンドの音がデカい。                        
周囲の喧騒も序盤こそうるさ目ながら、ステージが進むにつれ落ち着き、ほぼ気にならない程度に。                        
この拡がり感は、とてもハイポジのカセットテープで録られたものとは思えない。       
ついついスピーカーのボリュームを上げていってしまう。                        
器材もさることながら(って「Nakamichi550」なんて大きなレコーダー、89年当時にホントに持ち込んでたのかな?)卓越した録音技術はまさに匠の技と言えるもの。    いやホントに録っててくれてありがとう(笑)    
同じ録音者、会場だけあって、76年の名盤と質感も似てるような・・・。    

2020年の夏になってまさかこんな音源に出会えるとは。                        
ポール・マッカートニー ファンの新たな定番となる音源でしょう。