With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

SGT.PEPPER'S UHQR by MFSL / The Beatles

2009年12月31日 | Weblog
今年最後にゲットしたブートCD。
「SGT.PEPPER'S UHQR MOBIL FIDELITY SOUND LAB / The Beatles」

高音質なモービル盤の中でも更なる高音質を目指した「UHQR-ULTRA HIGH QUALITY RECORD」を、ボックスから中身のインナー類まで完全再現したまさに入魂のタイトル

オリジナル盤は、当然、超のつくレアもので、ユニオンでも並の状態のものが8万円代で売っとりました

もちろんオリジナル盤は、手にとってみたこともないけれど、この精巧に作られたミニチュア盤は、ボックスの紙質から縮尺、印刷に至るまでほぼ完璧に再現されていそう


ボックスを開けたところ。
紙ジャケに、取り扱い説明書、モービル社・社長の署名入り保証書、ハガキ類に至るまで、実に巧みに再現されとります。

音の方は・・・、さすがにリマスターが出ちゃったばっかりだから、比べるのも可愛そうな気がしないでもないけれど、それでも管楽器の音とかは瑞々しく鳴っていて、リマスター以前であれば、間違いなく一番いい音のするサージェントだっただろう

値段もこれだけこだわった作りながら驚きの3,800円。
ここにもリマスター以後の発売というタイミングが影響してそう・・・

これはまあ、ジャケ買いということで。

さて、今年も1年お世話になりました。
毎日コンスタントにご覧いただいているようで嬉しく思っています。
来年も相変わらずマイペースで更新していきます。
よろしくお願いいたします。

よい正月休みをお過ごしください!



Stardust 2 / Eric Clapton

2009年12月26日 | 西新宿系
アナログ収集に没頭するあまり、ついついチェックを怠りがちだったブートレッグにも、このクリスマス商戦に標準を合わせてすごいブツがリリースされとりました

「Stardust2 / Eric Clapton」
2006年ジャパンツアーでのさいたまアリーナ公演。
「1」に引き続き、驚きのサウンドボード流出音源!



札幌ドーム公演を収録した「1」に比べると、若干クリアさに欠けるきらいはあるものの、観客の声も適度にミックスしてあって十分すぎるほどの高音質。
なんたってこれは非公式音源ですからね。出てきてくれただけでもすごいコト。
自分が見に行った公演をこんなに綺麗な音で振り返れるのは、なんとも嬉しい

このさいたま公演を終えた後の武道館から、怒涛のドミノス再現ライブが繰り広げられるわけですが(今振り返っても楽しい日本ツアーだった)、「2」が流出したことで、さらなる「3」もついつい期待しちゃうなあ

アンコールのクロスロードが札幌からの音源を使用とのことだけど、つなぎ目も自然でストレスなく楽しめます
お値段も「1」より3000円安い6,800円!。
ついでに「1」もプライスダウンして、6,800円になってました。。。

色違いのスリップケースもかっこいい

正月は昼間っからお酒飲んで、「Little Queen Of Spades」を聞くとしよう。


失笑される

2009年12月15日 | Beatles
常日頃から「やっぱ昔のジャズ聞くんなら、アナログだよねえ」なんて言ってる会社の先輩に、「この数ヶ月の間に、ビートルズのアナログにウン万円使っちゃいましたよ」と話すと、プシューッという音をたてて失笑された

プシューの裏には「そんなもんに金使ってないで、とっとと結婚でもせ~や」という心の声が聞こえたのは、被害妄想のせいでもないだろう

9月のリマスター発売以来、もう久しぶりにビートルズのオリジナル・アルバムにどっぷりと浸っているわけですが、さらにユニオンで開かれたオリジナルUKアナログとの聞き比べで受けた衝撃のせいですっかりアナログの魅力にハマってしまい、この数ヶ月、せっせとUKオリジナル・アナログを集めております

さすがに貴重なオリジナル盤、なかなか価格と中身のバランスのとれたブツに出くわすことは難しく、でも、期待以上に鮮度の良い音がスピーカーからかき鳴らされた瞬間には、よりリアルなビートルズに触れられたような気がして、思わずビールもすすんでしまいますね

収集するにあたっての優先順位はまず何と言ってもきちんと再生できること。
アメリカのプレーンズ・オブ・フェイムのように、まずは動態保存が基本
贅沢にもフツーに聞き倒すつもりなので、針飛びや、盤自体がイッてしまっているものはいくらレアもの、ロー・プライスでも却下。
その次に重要視するのは、可能な限り初版マトに近い盤であること。これはもう、少しでも鮮度の良い、アビーロードスタジオアでビートルズが録音したての音に近づきたいという欲求を満たすためであります
幸い、マトリクスを研究した素晴らしいサイトやブログが今やウェブ上には一杯あるし、
こんな美術館の図録の様な、立派な本なんかもリリースされているので、

効率的に手を出して行くことができましたね

そしてその次にくるのが、ジャケットやインナーの状態の良し悪し。個人的には、あまりジャケットの状態が綺麗かどうかには執着がなくて、汚い英語の落書きがあったり、飲み物をこぼした跡が付いてても、60年代当時のイギリスの女の子が落書きしたものなのかなあ、レコード聞きながらコップを置いちゃったのかなあ、なんて妄想すれば、それもまた楽しいかなと

そんなこんなで収集した結果がこれ。

とりあえずあんまりにもレアなイエロー・サブマリンのモノ盤はあきらめた。。。
あと、「Rubber Soul」のラウドカットも未だ入手できす。
「Please Please Me」、「Let It Be」以外は、全て初版マトで、しかも割りにリーズナブルに集めることができました。。。
どれも40年、もしくはそれ以上昔のレコードばっかりなのに、プチプチノイズの奥からは、ウソみたいに鮮度のいい、リアルタイムな音をかき鳴らしてくれます。
60年代にイギリスのレコード・ショップに並んでたものばっかだもんなあ・・・。タイムカプセルみたいなもんですね

おいおい自慢たらしく紹介もしていきたいと思います。。。


ジョン・レノン・スーパー・ライブ

2009年12月08日 | Music
特にこの日だからといって、CDをプレーヤーに載せることをしなくなって久しく、でも能動的に動かないと、思い返すことすらせず過ごしてしまいそうで・・・。

12月8日、武道館で、ジョン・レノン・スーパー・ライブを見てきた。

3時間を越える長丁場。
正直、緩急の差が、見ていてとても激しいステージ展開だった。
でも、会場がひとつになるような瞬間もいくつかあった。
とりわけ自分が感銘を受けたのは、忌野清志朗さんのパフォーマンス。
もちろん本人は姿を現すことはできないので、過去の出演シーンを使った映像出演という段取りで。

会場が暗転し、いつか聞いた、清志郎さんのMCが・・・。
会場は割れんばかりの大歓声。
ステージ中央上部からするすると薄いスクリーンが降りてきて、日本語訳の「イマジン」を歌い始めた瞬間、ステージに清志朗さんの姿が浮かびあがった。
一瞬会場が静まり返り、そしてすぐに沸き起こる涙声交じりの大歓声。
この演出には、ヤラれました。
アリーナ最前ブロックの正面近くで見てたけど、ホントに清志朗さんがそこに立っているようだった。

将来、鬼籍に入ったミュージシャンのライブを、こんな風にバーチャル体験できる日がくるんだろうなあなんて考えていたら思いがけず実現。

清志朗さんの、ギター1本と歌とドラムだけというシンプルで力強い、まさに入魂!という言葉がふさわしいパフォーマンス。
当時実際に目にしたこの日の演奏は、「イマジン」という曲の穏やかな曲調に込められた強いメッセージを、胸ぐらつかまれて耳元でがなりたてられたような衝撃を受けたものだった。
あの日の演奏は、MCの「憲法九条~」ってところから含めて1曲だったよなあ・・・。

ただもう1曲、別の年のパフォーマンスの映像を、同じく「イマジン」で流されたのは、ちょっと・・・アレだった。
画面には歌詞が映し出され、清志朗さんのフィルターを通したイマジンの歌詞を伝えたいという意思も感じたけど、なんと言うか、一曲目の衝撃度がデカかったから・・・ちょっと過剰な印象を受けた。

帰りの電車の中、ぼんやりと今夜の清志朗さんの演奏を振り返り、TVニュースや雑誌の記事などを見たり聞いたりした以上に、大きな喪失感を感じた。

会場で、「なんで『僕らは薄着で笑っちゃう』のかな?」と後ろの方で女の子が話してたのも思い出して可笑しかった。





The collectors @ kumagaya

2009年12月05日 | Music
今夜は、熊谷までザ・コレクターズのライブを見に
冷たい雨の降りしきる中、「♪ビート・バンドの熱いギグを見に行こう~♪」ってな気分で。

この土日、コレクターズは熊谷と横浜でライブ、2デイズ。
どちらに行こうか迷ったところ、熊谷はリーダー加藤さんの故郷だし、どちらかと言うと横浜の方が混みそうだし・・・のんびり見たいなあ。というそれだけの理由で熊谷に決定!(両方行けりゃあ、よかったんだけど)。
予想は的中。いつもよりゆったりした会場でライブを堪能することができました。

「愛ある世界」でライブはスタート。Whoの「Won't Get Fooled Again」にも似たアレンジがイカしたナンバーで、一気に気持ちは90‘sへ
どうしてもこういうフィルターもしくは色メガネを通して見てしまう悪いクセがあるんだけど、これもコレクターズの楽曲、スタイルならではの愉しみかただと思う。なんて軽くWhoのこと思い出してたら、アルバム「Quick One」から「So Sad About Us」が!
そうだよ、ちょうど1年とちょっと前、武道館でWhoのライブ見たんだよなあ・・・とこれまた遠い目に・・・。
コレクターズの4人も揃って武道館へ出かけ、4人並びで号泣しちゃったって言ってたもんなあ。
アレンジもカバーではなくほとんど完コピだったから、60’sロックへの強い想いがビシバシ伝わってきてたまりませんでした。これこそロック・バンドやなあ!と

唐突に披露された新曲のタイトルはなんと「エコロジー」。
日本のレイ・デイビスことリーダー加藤さんの書く詩は、一聴するとポジティブなんだけど、この曲もまたひねくれた曲なんだろな~とオフィシャルでリリースされる日が楽しみに
ポップなメロディーに反して、コータローさんのギターアレンジは公害チックなサウンドでかなり印象に残った。

終盤に差し掛かってくると、リーダーの衣装チェンジ・タイム(笑)、バンド3人だけによる恒例のインプロビゼーションの時間が。
何気に自分は、この時間、演奏が毎回楽しみ。
コレクターズ・メンバー個々の演奏能力が高いのは周知の事実ですが、このギター、ベース、ドラムという最小人数でのまさにバトルは、ロック・キッズもとい、オッサンは必見です。

ともするとフロントマンの強い個性に隠れがちな、3人の熱いミュージシャンシップがビシバシと伝わってきて鳥肌モン
こんな演奏、思春期に見せられたらヤバかっただろうなあ、とそれぐらいゾクゾクするシーンなのです。
それと連続した曲の様に演奏されたコータローさんが歌う「エレファント・ライド」これまたカッコえ~!、の一言

アンコールでいきなり披露されたのは、なんとブルーハーツの「リンダリンダ」。
来年発売されるブルーハーツのトリビュード盤に収録される予定だそうで、さすがブルーハーツ加入を打診された過去を持つリーダーだけあって「この曲はオレが歌うしかね~だろ!」という言葉にも納得。オリジナルのパンキッシュな演奏に比べ、よりルーズでロックンロール臭の強い演奏がカッコよかった

1回目のアンコールラストで「今日は熊谷。同級生がいっぱい来てるんだけど、連中はこの曲しか知らないだろうから、やる予定じゃなかったけどやります。」と「世界をとめて」を。
言葉と言葉の間にあるリーダーの気持ちが伝わってきて、実はこのMCに今日一番感動してしまった。
とかくパッケージされた、ファッション感覚で消費されていく音楽が溢れる中、こんなに人間臭さというか、男気を感じさせてくれるバンドって他にいるんだろうか?。ま、あまり日本のバンドのライブには、足を運んだことがないので大そうなことは言えませんが

今年は、ポッド・キャストがブレイクしたり、ライブの動員が増えたり(自分もコレクターズライブ、復帰したし)とコレクターズをめぐる環境が大きく変わったように思えた一年、いや、世間がコレクターズに気づいてきた年だったと言った方がいいのかな?。
とにかく・・・、彼らが20代の頃、がむしゃらに掴みとろうとしていたブレイクという夢を、今再び掴み取ろうと昇り出しているバンドの姿から来年も目が離せない。ワンマンでの武道館を期待しております

パーキングに向かう暗くて狭い帰り道。霧雨の混じった冷たい空気に包まれながらも体の中は、ライブ会場の熱さがフツフツと残ったまんまで心地良かった。