半澤直樹の黒崎検査官役で一躍大ブレイクした
らぶりん、こと片岡愛ノ助さん。
三谷作品にご出演ということで、観に行ってきました~。
三谷さんといえばコメディなわけですが。
ご自身もおっしゃっているように、
最近単純なコメディじゃない作品が多かったんですよね。
まぁ全てを観ているわけではないのですが、
最近ですと「国民の映画」なんて良い例ですね。
物哀しい終わり方ですからね。
ちょっと前だと「ペッジ・パードン」もちょっと哀しかったですね。
で、あんまり暗い気持ちになるものは観たくないなぁ…と
チケットを取った後に思っていたのですが、
朝日新聞のエッセイで、
「今度の作品は最初から最後まで笑いっぱなしで、何も残らない作品を目指した」
と書いていらっしゃいまして。
これは良いぞ!と期待して行ってきました。
出演者、片岡愛之助さん、優香さん、藤井隆さん、迫田孝也さんの4人のみ。
えっとー。
迫田さんって存じ上げないです。
三谷さんの「桜の園」にご出演されていたそうです。
優香さんは初舞台。
どうなんだろうな~と思っていたら、見事なコメディエンヌっぷり!
そういえば、志村けんさんの番組で
顔にパイとかふつーにやってらっしゃいましたものね。
人間の隠れた人格を完全に分離する薬の開発に成功した!
…と発表したはいいけど、実はまだ完成してなくて、
でも翌日に研究発表をしなくちゃいけないので、
売れない役者・ビクター(藤井隆)を替え玉に使って何とか乗り切ろう、と悪戦苦闘するお話。
片岡さんはクソ真面目で面白くないジキル博士、
優香さんはジキルのことは愛していない婚約者・イヴ。
博士とビクターが入れ替わりの練習をやっているところにイヴがやってきて、
悪人となったハイド(ビクターが演じている)に悪態をつかれているうちに、
自分の内なる別人格が目覚め…
まぁこんな感じです。
優香さんはとてもお上品なお嬢様から、はすっぱな「ハイジ」に豹変し、
イヴの時はハイドに惹かれ、
ハイジの時はジキルを「か~わい~」と組み敷き…w
どっちもすごく可愛いんですよね~。
嫌味がなくて。
これはモテるわ、うん、と納得ww
あと、顔に汗かかないのはさすが!
コツを教えてほしい
ビクターは汗だくでしたねぇ。
あ、博士も涼しい顔してたかも。
執事役の迫田さん、淡々としつつ、実は場面をうまいこと仕切っていて
その滅茶苦茶ぶりと、態度の落ち着きっぷりとのギャップが面白かったです。
博士もビクターも、まんまと必死に踊らされていて、
本当に最初から最後まで笑いっぱなしでした
上演時間は1時間50分ほど。
事前に敢えて確認しなかったのですが、1時間半くらい?と感じるほど
あっという間でした。
ところでこの作品。
今話題の何とか細胞騒動と、ひじょ~にリンクする部分があるのですが。。。
やっぱり、取り入れました…よねww
「動物実験では200回成功した!」なんてい言ってましたよ(爆)
こういう作品もいいですね!
なんかスカッとした気分になれて。
そしてこれを芸劇でやってくれるのがありがたい
また面白そうなのあったら行こうっと。