猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

危険がいっぱい

2013-08-10 02:55:13 | 日記
1964年のフランス映画「危険がいっぱい」。
いかさまカード師のマルク(アラン・ドロン)は、アメリカでギャングの妻に手を出したため、
突然やってきたギャングたちに連れ去られ、殺されそうになるが、機転を利かせて何とか
フランスに逃げ帰る。しかしギャングはフランスまで追ってきた。
マルクは救世軍施設に忍び込み、そこで食べ物を施す大富豪の未亡人バーバラと知り合う。
バーバラはマルクを気に入り、運転手として雇うことにする。
バーバラの屋敷に帰ると、いとこのメリンダ(ジェーン・フォンダ)がいた。メリンダはこの
家で使用人のように働き、バーバラの世話をしていた。
メリンダはマルクを好きになるが、マルクは美しいバーバラに関心を持ち、メリンダを
相手にしない。
バーバラは2年前に夫を殺され、犯人はまだ捕まっていないのだが、彼女を疑う町の人も
多かった。
運転手として屋敷で暮らすうち、マルクは家の中に不審なものを感じる。誰かがいるような
気がするのだ。姿の見えない誰かが。
そしてマルクは、バーバラが自分を運転手に雇った理由を知ることになる。

なかなかおもしろかった。少しコミカルな、しゃれたサスペンスという感じ。まだ20代の
アラン・ドロンが当たり前だが若い!美しい!ジェーン・フォンダも若い!
とにかく屋敷がいい。あんな豪邸でなくても、ヨーロッパの家はかわいい。あんなところに
住んでみたいものだ。
ジェーン・フォンダはフランス語がしゃべれるのかな?吹き替えじゃないよね?
この映画、マルクという悪い男が女たちを手玉に取るストーリーかな?と思いながら見て
いたが、意外なラストにびっくり。
それにしてもこの邦題ひどいと思う。いくらルネ・クレマン監督とアラン・ドロンの「太陽
がいっぱい」コンビだからって、いっぱいという言葉を使わなくてもいいでしょ。
邦題が安っぽいのが残念。
コメント
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