1995年のアメリカ映画「ヒート」。
ニール・マッコリ―(ロバート・デ・ニーロ)率いるギャング集団は、周到に練られた完璧な
作戦で、現金輸送車を襲い、有価証券を奪う。捜査にあたるロス市警のヴィンセント・ハナ
(アル・パチーノ)は、少ない手掛かりから次第にニールたちの犯行と突き止め、執拗な
追跡を開始する。
ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演と演技を観るための映画。評価は高いようだが、
ストーリーはそれほどおもしろいとは思わなかった。だが主演2人のかっこよさ、個性的な
登場人物たち、アクションものにしては哀愁漂う雰囲気で、長時間だが退屈せずに鑑賞
できた。
主要メンバーの家庭事情が描かれているのもいいと思った。ヴィンセントは仕事中毒で、
妻とその連れ子との関係が悪くなってきている。ニールには家庭はないが、知り合った
女性を愛するようになり、次の仕事を最後に堅気の暮らしをすることを決意する。ニールの
仲間のクリス(ヴァル・キルマー)は妻を愛しているが、夫の裏の仕事に不満を抱いている
妻とうまくいっていない。これらの描写が、ただの犯罪映画とは違い、人間ドラマの側面も
表現している。
ロサンゼルス市街での銃撃戦のシーンは迫力があって凄い。時間も長いし、この映画の
見どころでもあるだろう。
刑事と犯罪者、追う者と追われる者でありながら、ヴィンセントとニールの間には友情に
似た感覚がある。この2人がとても渋くて見惚れてしまう。かっこいい映画である。ラストも
良かった。
1つだけ、ヴィンセントが妻とよりを戻すのか、それがよくわからなくて気になった。
*********************************
「アルジャーノンに花束を」のドラマが放送されているが、何故ドラマでやるのか。10数年
前にもドラマ化されていたが、観るに堪えなかった(勿論今回のは観ていない)。大体アメ
リカの小説の舞台を日本に置きかえて映像化するのは無理があるだろう。しかもあんな
感動的な小説があちこち変えられて、台無しである。悲しい物語なのに、前回のはハッピー
エンドに変更されていて、「はああ!?」と思った。今回のドラマの結末がどうなるのか知ら
ないが、くだらないドラマなんか観ていないで、是非原作を読んで欲しい、と思う。
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ニール・マッコリ―(ロバート・デ・ニーロ)率いるギャング集団は、周到に練られた完璧な
作戦で、現金輸送車を襲い、有価証券を奪う。捜査にあたるロス市警のヴィンセント・ハナ
(アル・パチーノ)は、少ない手掛かりから次第にニールたちの犯行と突き止め、執拗な
追跡を開始する。
ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演と演技を観るための映画。評価は高いようだが、
ストーリーはそれほどおもしろいとは思わなかった。だが主演2人のかっこよさ、個性的な
登場人物たち、アクションものにしては哀愁漂う雰囲気で、長時間だが退屈せずに鑑賞
できた。
主要メンバーの家庭事情が描かれているのもいいと思った。ヴィンセントは仕事中毒で、
妻とその連れ子との関係が悪くなってきている。ニールには家庭はないが、知り合った
女性を愛するようになり、次の仕事を最後に堅気の暮らしをすることを決意する。ニールの
仲間のクリス(ヴァル・キルマー)は妻を愛しているが、夫の裏の仕事に不満を抱いている
妻とうまくいっていない。これらの描写が、ただの犯罪映画とは違い、人間ドラマの側面も
表現している。
ロサンゼルス市街での銃撃戦のシーンは迫力があって凄い。時間も長いし、この映画の
見どころでもあるだろう。
刑事と犯罪者、追う者と追われる者でありながら、ヴィンセントとニールの間には友情に
似た感覚がある。この2人がとても渋くて見惚れてしまう。かっこいい映画である。ラストも
良かった。
1つだけ、ヴィンセントが妻とよりを戻すのか、それがよくわからなくて気になった。
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「アルジャーノンに花束を」のドラマが放送されているが、何故ドラマでやるのか。10数年
前にもドラマ化されていたが、観るに堪えなかった(勿論今回のは観ていない)。大体アメ
リカの小説の舞台を日本に置きかえて映像化するのは無理があるだろう。しかもあんな
感動的な小説があちこち変えられて、台無しである。悲しい物語なのに、前回のはハッピー
エンドに変更されていて、「はああ!?」と思った。今回のドラマの結末がどうなるのか知ら
ないが、くだらないドラマなんか観ていないで、是非原作を読んで欲しい、と思う。
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