2007年のアメリカ映画「その男は、静かな隣人」。
ボブ・マコーネル(クリスチャン・スレーター)は職場で孤立し、年下の上司にいじめら
れる冴えない中年サラリーマン。会社をビルごと爆破したり、恨みのある同僚を撃ち殺す
ことを日々妄想していた。ついに我慢の限界に達した彼が銃に弾を込めていると、別の同僚
が突然銃を乱射。その上、床に倒れていたバネッサ(エリシャ・カスバート)の息の根を止め
ようとしている。密かに彼女を想っていたボブは、彼女を助けるためにその同僚を射殺する。
事件の後は、銃乱射犯を射殺したヒーローとして扱われ、重役に抜擢される。しかし命を
取り留めたものの全身麻痺に陥ったバネッサに、何故助けたのかと責められる。
ジャンルはサスペンス?になるのだろうか、人間ドラマ?になるのだろうか。友達もいず、
職場の同僚たちともうまくいかず、話し相手は金魚だけ、という孤独なサラリーマンのボブ
が、突然会社で銃を乱射し何人もの人間を殺した同僚を射殺したことから、ヒーローに祭り
上げられる。しかし今までが孤独だったボブは、重役になっても女性にもてても、どうして
いいのかわからず、自分の置かれている状況に困惑する。
好きだったバネッサの見舞いに行っても、全身麻痺状態の彼女からは、死んだ方がまし
だった、どうして助けたのかと泣かれる。ボブはバネッサに自殺の手伝いを頼まれるが、
そんなことはできるはずもなく、一生彼女の世話をしようと決意する。バネッサも次第に
ボブに心を開いていく。この映画はラブストーリーでもあるのだ。頭しか動かないバネッサ
をひたすら愛し、かいがいしく世話をするボブの姿は、痛ましくも感じられる。
社会で人とうまく関われない者の孤独や怒りを描いた映画だが、なかなかおもしろかった。
ラストも切なかった。
クリスチャン・スレーターが、彼に見えない程ダサダサの冴えないおじさんになっていて、
メイクや服の着方で人はあんなに変わるものなのか、と改めてびっくりした。
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ボブ・マコーネル(クリスチャン・スレーター)は職場で孤立し、年下の上司にいじめら
れる冴えない中年サラリーマン。会社をビルごと爆破したり、恨みのある同僚を撃ち殺す
ことを日々妄想していた。ついに我慢の限界に達した彼が銃に弾を込めていると、別の同僚
が突然銃を乱射。その上、床に倒れていたバネッサ(エリシャ・カスバート)の息の根を止め
ようとしている。密かに彼女を想っていたボブは、彼女を助けるためにその同僚を射殺する。
事件の後は、銃乱射犯を射殺したヒーローとして扱われ、重役に抜擢される。しかし命を
取り留めたものの全身麻痺に陥ったバネッサに、何故助けたのかと責められる。
ジャンルはサスペンス?になるのだろうか、人間ドラマ?になるのだろうか。友達もいず、
職場の同僚たちともうまくいかず、話し相手は金魚だけ、という孤独なサラリーマンのボブ
が、突然会社で銃を乱射し何人もの人間を殺した同僚を射殺したことから、ヒーローに祭り
上げられる。しかし今までが孤独だったボブは、重役になっても女性にもてても、どうして
いいのかわからず、自分の置かれている状況に困惑する。
好きだったバネッサの見舞いに行っても、全身麻痺状態の彼女からは、死んだ方がまし
だった、どうして助けたのかと泣かれる。ボブはバネッサに自殺の手伝いを頼まれるが、
そんなことはできるはずもなく、一生彼女の世話をしようと決意する。バネッサも次第に
ボブに心を開いていく。この映画はラブストーリーでもあるのだ。頭しか動かないバネッサ
をひたすら愛し、かいがいしく世話をするボブの姿は、痛ましくも感じられる。
社会で人とうまく関われない者の孤独や怒りを描いた映画だが、なかなかおもしろかった。
ラストも切なかった。
クリスチャン・スレーターが、彼に見えない程ダサダサの冴えないおじさんになっていて、
メイクや服の着方で人はあんなに変わるものなのか、と改めてびっくりした。
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