1972年のアメリカ映画「悪を呼ぶ少年」。
1935年、コネティカット州の小さな農村に住むペリー家には、活発でイタ
ズラ好きの兄ホランド(マーティン・ユドヴァーノキー)とおとなしく心優し
い弟ナイルズ(クリス・ユドヴァーノキー)という双子の男の子たちがいた。
双子の父は家で事故死し、それが原因で母アレクサンドラ(ダイアナ・マル
ドア)は病にふせっていた。少年たちは祖母のエダ(ユタ・ヘーゲン)にかわ
いがられ、時折ロシア生まれのエダが教える不思議な精神統一術を実践し、
空を飛ぶカラスになって遊んだりしていた。ある日、ホランドが持っていた
古い指輪をいとこのラッセルが見とがめたことから、ペリー家の周辺には禍
々しい出来事が次々と起こり始める。
トーマス・トライオンのベストセラー小説「もう1人の子(The Other)」を
映画化したサイコ・サスペンス。トーマス・トライオンは製作総指揮と脚本
にも参加している。10歳のナイルズとホランドは一卵性双生児だが性格は
かなり違っており、ホランドはイタズラ好きで積極的、ナイルズはおとなし
くいつもホランドの後をついていくような子である。双子の父が納屋の地下
室で不慮の事故を遂げた後、母のアレクサンドラはショックでふせっていた。
アレクサンドラの母エダは孫たちに優しく、ある遊びを教えた。それは、木
でも花でも人でも、対象をじっと見つめて精神統一すると、一時的な現象で
はあるがその対象物になれるという、1種のテレパシー風の遊びだった。
割と最初の方で物語のからくりは予測がつくのだが、その後中盤でそれがは
っきりしてからも物語は続くので、どう決着するのだろう、という興味を惹
かれた。やんちゃなホランドはある日死んだ父の指輪を持っているところを
いとこのラッセルに見つかり、「それは叔父さんが埋葬された時に一緒に入
れられたはずなのにどうして持っているんだ」と言い、自分の父に言いつけ
ると脅して去っていく。数日後ラッセルは納屋で遊んでいる時に事故死する。
この事件を契機に、ペリー家は死と恐怖の影に覆われるようになる。
何人の人が殺されたのだろう。昔の映画なので残酷なシーンのそのものは見
せておらず、マイルドに描かれているが、充分想像できるのでなかなか怖い。
サイコ・サスペンスだがホラーと言ってもいいかもしれない。この映画で重
要なのは双子と祖母の関係である。ノイローゼ状態の母の代わりに祖母が普
段から双子の世話をして、とてもかわいがっている。けれども祖母は自分が
孫たちに教えた精神統一術のせいで取り返しのつかないことになってしまっ
たのだと気づかされるのだ。良かれと思ってしたことなのに、とても不幸で
ある。
70年代の映画だからと、それほど期待せずに観たのだが、意外におもしろ
かった。キャストも子役を含め皆演技がうまい。双子の母はやがて口が利け
なくなるのだが、表情だけで恐怖や絶望を表していて、とても良かった。ラ
ストはそうやって解決するのか、と思わせておいて、実は解決しておらず、
ゾッとする終わり方である。かなり後味が悪い。タイトルは原題の「The
Other」の方がいいと思った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
私は若い頃から胃腸が弱く、胃の検査を数え切れない程しました。最近も胃
カメラによる内視鏡検査をしましたが(これも5~6回目?)、どこも悪くあり
ませんでした。どこも異常はないだろうなーと思って検査を受けましたが。
もうこの慢性的な胃痛、吐き気、腹痛ってどうにかならないのかな
結局
「胃けいれんでしょう」と言われました。私は中学生の時から何度も胃けい
れんだと診断されています。お医者さんを悩ませている感じです。大体胃け
いれんって何なのよ。胃、けいれんしないで欲しいんだけど
けいれん性
疼痛を緩和させるお薬を出されたけど、あまり効いている感じしないし。こ
れはもう体質と思って諦めるしかないのかなあ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
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1935年、コネティカット州の小さな農村に住むペリー家には、活発でイタ
ズラ好きの兄ホランド(マーティン・ユドヴァーノキー)とおとなしく心優し
い弟ナイルズ(クリス・ユドヴァーノキー)という双子の男の子たちがいた。
双子の父は家で事故死し、それが原因で母アレクサンドラ(ダイアナ・マル
ドア)は病にふせっていた。少年たちは祖母のエダ(ユタ・ヘーゲン)にかわ
いがられ、時折ロシア生まれのエダが教える不思議な精神統一術を実践し、
空を飛ぶカラスになって遊んだりしていた。ある日、ホランドが持っていた
古い指輪をいとこのラッセルが見とがめたことから、ペリー家の周辺には禍
々しい出来事が次々と起こり始める。
トーマス・トライオンのベストセラー小説「もう1人の子(The Other)」を
映画化したサイコ・サスペンス。トーマス・トライオンは製作総指揮と脚本
にも参加している。10歳のナイルズとホランドは一卵性双生児だが性格は
かなり違っており、ホランドはイタズラ好きで積極的、ナイルズはおとなし
くいつもホランドの後をついていくような子である。双子の父が納屋の地下
室で不慮の事故を遂げた後、母のアレクサンドラはショックでふせっていた。
アレクサンドラの母エダは孫たちに優しく、ある遊びを教えた。それは、木
でも花でも人でも、対象をじっと見つめて精神統一すると、一時的な現象で
はあるがその対象物になれるという、1種のテレパシー風の遊びだった。
割と最初の方で物語のからくりは予測がつくのだが、その後中盤でそれがは
っきりしてからも物語は続くので、どう決着するのだろう、という興味を惹
かれた。やんちゃなホランドはある日死んだ父の指輪を持っているところを
いとこのラッセルに見つかり、「それは叔父さんが埋葬された時に一緒に入
れられたはずなのにどうして持っているんだ」と言い、自分の父に言いつけ
ると脅して去っていく。数日後ラッセルは納屋で遊んでいる時に事故死する。
この事件を契機に、ペリー家は死と恐怖の影に覆われるようになる。
何人の人が殺されたのだろう。昔の映画なので残酷なシーンのそのものは見
せておらず、マイルドに描かれているが、充分想像できるのでなかなか怖い。
サイコ・サスペンスだがホラーと言ってもいいかもしれない。この映画で重
要なのは双子と祖母の関係である。ノイローゼ状態の母の代わりに祖母が普
段から双子の世話をして、とてもかわいがっている。けれども祖母は自分が
孫たちに教えた精神統一術のせいで取り返しのつかないことになってしまっ
たのだと気づかされるのだ。良かれと思ってしたことなのに、とても不幸で
ある。
70年代の映画だからと、それほど期待せずに観たのだが、意外におもしろ
かった。キャストも子役を含め皆演技がうまい。双子の母はやがて口が利け
なくなるのだが、表情だけで恐怖や絶望を表していて、とても良かった。ラ
ストはそうやって解決するのか、と思わせておいて、実は解決しておらず、
ゾッとする終わり方である。かなり後味が悪い。タイトルは原題の「The
Other」の方がいいと思った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
私は若い頃から胃腸が弱く、胃の検査を数え切れない程しました。最近も胃
カメラによる内視鏡検査をしましたが(これも5~6回目?)、どこも悪くあり
ませんでした。どこも異常はないだろうなーと思って検査を受けましたが。
もうこの慢性的な胃痛、吐き気、腹痛ってどうにかならないのかな
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「胃けいれんでしょう」と言われました。私は中学生の時から何度も胃けい
れんだと診断されています。お医者さんを悩ませている感じです。大体胃け
いれんって何なのよ。胃、けいれんしないで欲しいんだけど
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疼痛を緩和させるお薬を出されたけど、あまり効いている感じしないし。こ
れはもう体質と思って諦めるしかないのかなあ
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