猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

レスリー・チャン 君の瞳に恋してる

2016-08-13 06:05:03 | 日記
1985年の香港映画「レスリー・チャン 君の瞳に恋してる」。
DJのフクソイ(レスリー・チャン)は悪友の2人と、女の子をナンパすることばかり
考えている。ある日、箱入り娘の看護婦・チャン(ロレッタ・リー)に一目惚れ。フク
ソイはいとこのマンションに転がり込む。その隣の部屋には、チャンの親友の看
護婦が住んでいた。そしてフクソイはチャンに猛アタックを始める。

レスリー・チャンがアイドル時代の映画で、長らくDVD化されていなかったが、やっ
と日の目を見た作品。まあくだらないと言えばくだらないストーリーだが、ファンに
はたまらない。典型的な香港のアイドル映画という感じ。
フクソイたちはいつも女の子をナンパすることばかり考えているが、フクソイは看
護婦のチャンを本気で好きになってしまう。チャンの親友がフクソイのいとこの隣
に住んでおり、よくチャンが訪ねてくるため、いとこの部屋に強引に転がり込み、
共同生活を始める。そしてチャンを口説くチャンスを窺う。フクソイのやることは
もうハチャメチャ(死語?)で、よくいとこは怒って追い出さないな~と思う。それが
香港映画なのだけれども。
でもバカばかりやっている訳ではなく、悲しいシーンもある。私は泣きそうになった。
レスリーの「モニカ」が何度も流れて、嬉しい映画でもある。とにかくレスリーがカ
ワイイ。この映画の時22~23歳くらいかな?と思ったが、28歳くらいだったようだ。
レスリーの童顔、恐るべし。



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スターリングラード

2016-08-10 06:50:50 | 日記
2001年のアメリカ・ドイツ・イギリス・アイルランド合作映画「スターリングラード」。
1942年9月。ナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。そこへ送り
込まれた新兵ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)。敵の銃弾が降り注ぐ中、死体に紛れて
反撃の機をうかがっている時、同じように身を潜めていた政治将校ダニロフ(ジョセフ・ファ
インズ)と出会う。ダニロフのライフルを借りたヴァシリは驚くべき正確さで敵兵を仕留めて
いった。政治将校に狙撃の腕を認められたことで、ヴァシリは一躍戦場の英雄となり、ソ連
軍の士気は高揚する。

第二次世界大戦の時のソ連軍の名狙撃手、ヴァシリ・ザイツェフを描いた映画である。と
いっても多分にフィクションが含まれているとは思うが。こんな人がいたんだなあ、という
感じ。狙撃のことなど全くわからないが、何かの道を極めた人って凄いと思う。政治将校
(政治将校って何?)ダニロフは広報係でもあったため、ヴァシリのことを新聞記事にし、
ヴァシリは一躍有名人となる。
ヴァシリの活躍を描いた映画とはいえ、戦争映画は戦争映画。私は戦争映画を好んでは
観ないが、これはとてもいいと聞いていたので観てみた。とてもおもしろかった。もちろん
正視に絶えない残酷なシーンもたくさんある。特にあのシーンはひどい(実話ではないと
思うけれど)。でも実際スターリングラード攻防戦というのは過酷だったらしい。
戦争は何も生み出さない。不幸と悲劇と悲惨さだけである。この映画も結局はそれを描き
たかったのだと思う。観て良かったと思える映画だった。ジュード・ロウがかっこよすぎ。



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