2021年の日本映画「くれなずめ」。
吉尾和希(成田凌)と高校時代の仲間たち・藤田欽一(高良健吾)、明石哲也
(若葉竜也)、田島大成(藤原季節)、曽川拓(浜野謙太)、水島勇作(目次立樹)
は、友人の結婚式で余興を披露しようと5年振りに故郷に集まった。彼ら
は披露宴と2次会の間にぽっかりと空いた時間を持て余しながら、青春時
代の思い出話に花を咲かせる。今までと変わらず、これからもこの関係は
続いていくのだろうと思っていた。
ちょっと変わった青春映画。今ではアラサーになった高校時代の仲間たち
が、友達の結婚式に出席して余興を披露するために5年振りに集まる。彼
らは高校を卒業してからバラバラの土地に暮らしながらも、時々集まって
いたのだが、5年前のある出来事以来集まっていなかった。物語のポイン
トとなる部分というか、種明かし的な部分は割と序盤で明かされ、「へえ
そうなんだ」という感じで進行していく。でもこの演出は、終盤で明かさ
れるより良かったと思う。
披露宴と2次会までに中途半端な時間が空いてしまい、「どうする?」と
いった感じで彼らは昔話を始めるのだが、それがちょっと退屈な感じがし
た。6人の個性豊かなメンバーの高校時代のエピソードはおもしろいこと
はおもしろいのだが。映画全体をもう少し短くしても良かったのではない
か、と思った。ちょっとダラダラした印象になった。映画自体が緩い物語
なのでそれは仕方がないのかもしれないが。
主人公6人はどういう収束へ向かうのだろうというところにこの映画のお
もしろさがある。6人というより5人は現実を受け入れられない、受け入れ
たくないのだ。でも受け入れずにこのままダラダラと過ごしていいはずが
なく、皆葛藤する。その描写がいい。彼らが現実とどう折り合いをつけ、
自分の中でどう昇華していくか、がポイントとなった物語である。
終盤がかなりダラダラしたのが残念だったと思う。もう少しすっきりと終
わっても良かったのではないか。あれではまるでギャグである。あそこま
でしなくても…と思った。全体的に緩い映画ではあるが、あれはやりすぎ。
よく中だるみと言うが、終わりだるみという感じがした。それが残念だっ
た。お勧めかと言われると微妙な映画だった。
引きこもっていたら冬になっていました
しばらくブログの更新ができませんでしたが、またよろしくお願いします
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(若葉竜也)、田島大成(藤原季節)、曽川拓(浜野謙太)、水島勇作(目次立樹)
は、友人の結婚式で余興を披露しようと5年振りに故郷に集まった。彼ら
は披露宴と2次会の間にぽっかりと空いた時間を持て余しながら、青春時
代の思い出話に花を咲かせる。今までと変わらず、これからもこの関係は
続いていくのだろうと思っていた。
ちょっと変わった青春映画。今ではアラサーになった高校時代の仲間たち
が、友達の結婚式に出席して余興を披露するために5年振りに集まる。彼
らは高校を卒業してからバラバラの土地に暮らしながらも、時々集まって
いたのだが、5年前のある出来事以来集まっていなかった。物語のポイン
トとなる部分というか、種明かし的な部分は割と序盤で明かされ、「へえ
そうなんだ」という感じで進行していく。でもこの演出は、終盤で明かさ
れるより良かったと思う。
披露宴と2次会までに中途半端な時間が空いてしまい、「どうする?」と
いった感じで彼らは昔話を始めるのだが、それがちょっと退屈な感じがし
た。6人の個性豊かなメンバーの高校時代のエピソードはおもしろいこと
はおもしろいのだが。映画全体をもう少し短くしても良かったのではない
か、と思った。ちょっとダラダラした印象になった。映画自体が緩い物語
なのでそれは仕方がないのかもしれないが。
主人公6人はどういう収束へ向かうのだろうというところにこの映画のお
もしろさがある。6人というより5人は現実を受け入れられない、受け入れ
たくないのだ。でも受け入れずにこのままダラダラと過ごしていいはずが
なく、皆葛藤する。その描写がいい。彼らが現実とどう折り合いをつけ、
自分の中でどう昇華していくか、がポイントとなった物語である。
終盤がかなりダラダラしたのが残念だったと思う。もう少しすっきりと終
わっても良かったのではないか。あれではまるでギャグである。あそこま
でしなくても…と思った。全体的に緩い映画ではあるが、あれはやりすぎ。
よく中だるみと言うが、終わりだるみという感じがした。それが残念だっ
た。お勧めかと言われると微妙な映画だった。
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