子供の筋力トレーニング：パート２

１０月９日の続きです…
「小学生の子供にウエイトトレーニングなんて！？」
「骨や関節に負担になって必要ないのでは！？」
という意見をよく聞きますが、これは　誤解です。
木に登り、ぶら下がる時に自分の何十キロという体重を支え、引っ張る力。
ボールを遠く、速く飛ばす力。
その力って、「どんだけぇ～！？」
最近、そんなことして遊ぶ子が少ないのです。
だから、筋力をはじめ体力全般が低下するのです。
その力を筋力トレーニングに当てはめ、意図的に行うのも、今の子供には必要です。貴重な成長期、計画的に早く体力をつけるには　わざわざトレーニングが必要なのです。
トレーニングといっても、腕立て伏せをするにしても、手押し車をしたり、アレンジを加えて、楽しくね。

確かに　大人の身体や心と、子供の身体とは全く違いますので、子供向けのプログラムが必要です。
成長期の子供は　身長が伸びるために骨の先端にある「骨端軟骨部」が非常に柔らかくなっています。
大きな負荷でトレーニングせずにも、中学生の頃に「骨端軟骨部」で起こる特有な障害があります。
ジャンプ動作や急激なストップターンなどのような過大な衝撃の加わる運動（サッカー、バレーボールなど）を多量に行えば、膝関節の下部が盛り上がり痛みを発する「オスグッド病」が　よく知られています。
この「オスグッド病」を予防するためにも、技術練習のオーバーワークを避け、適度なストレッチや筋力トレーニングが必要なのです。
お母さん、お父さんには　子供さんに、たくさん身体を動かす機会を見つけてあげて欲しいです。
スポーツのコーチには　そのスポーツをする子供の技術だけでなく、身体をよく見てあげて欲しいです。
詳しくは　お近くのトレーナーにご相談ください。
もっと詳しくは　日本トレーニング科学会が　子供の筋力トレーニングについての科学的根拠に基づく公式見解やガイドラインを示していますので、ご参照ください。
子供達・・・健康に、たくましく育って欲しい☆
今が　元気の芽を育てる大切な時。