体操服のライン

あなたのフィットネスウエアや、学校の体操服は　ラインが付いていますか？

長年、トレーニングウエアと付き合ってきましたが、今更ながら、つくづく体操服のラインの意味の深さを感じます。

「ここが　まっすぐ。」

「一直線上」

身体の動きが　はっきりと分かるようになっているのです。

姿勢分析や動作分析で、目を凝らさずにでも、一目でわかるライン付きウエア。

肩～腕、脇の下～脚の横のラインが床と垂直に一直線に並べば、とても良い姿勢。
動き始めても、腕の向き、脚の向きが　とても分かりやすい！

だから、体操服には　ラインが付いているのでしょう。。。


「先生・・・今日は　膝が痛いんです。」

両方の股関節人工関節手術をしたＳさん（７１歳）、術後１年と３カ月。
ゴルフも歩きで周り、もちろん日常生活に問題はなく、、、
今日は　電車で、おじいさんに席を譲り、「最近の若者は・・・！？！？」と、ボヤいていらっしゃった。。

レントゲン上では　変形性膝関節症も有り、股関節の術前には　膝関節の運動も兼ねていたので、膝の痛みも無くなっていたのです。

しかも、膝の痛みは　“外側”
変形性膝関節症の痛みの多くは　内側に出ます。

外側って事は？？？

腸脛靭帯炎かな？？（腸脛靭帯：骨盤（腸骨）～脛骨を結ぶ靭帯）
腸脛靭帯炎は　ランナー膝とも呼ばれていて、Ｏ脚気味の人、もしくは　足底が小指側に体重を乗せている内反足の人が　たくさん走るとなりやすい疾患です。

話は　戻って、体操服のラインです・・・

「ちょっと見せてくださいね。・・・はい、わかりました！」
と、一目瞭然！
Ｓさんの体操服は　ラインが　なかったものの、几帳面なアイロン線で、バッチリ分かります。

右のラインと左のラインの傾斜が　明らかに違います。