元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

ファジー

2020-04-03 01:48:21 | 健康
今更ながら、楽典を勉強しています。
小中高、学校で音楽を習いながら、何をしていたのだ!?と考えた時、こういうことか!と思いました。
私の仕事は健康運動指導。
医科学の知識を使い、指導を行うけれど、なかなか!どうして伝わらないんだ?と思うことが多いです。
一般の人々はこうじゃないかな?
「知識を詳しく持たなくても、体って動いてるし〜、そんなに困っていないし〜
動いてるだけで楽しいやん」
ということではないでしょうか。

私の音楽に対しての考えはずっとそうだったんです。
「楽しく歌えれば良いや〜ん」
耳で聞いて、伴奏に合わせて歌う、それだけで楽しいし、困ることはなかったのです。

ところが、ところが、楽典を学ぶと素晴らしいですね。
聞いたり歌ったりしていた音楽に、これだけの法則が合理的に埋まっていたとは!?!?
生理学、解剖学、医学にリスペクトしていましたが、音楽もすごい。
音楽も科学に近いですね。

楽典を勉強しているのは三味線からの延長なのですが、これがまた難題。
「音楽は世界の共通言語」とよく言われますが、西洋音楽、現代音楽と全く違う旋律の仕組みなのです。
しかし、現代音楽を三味線で弾く場合や他の楽器と合奏することもあり、楽典を学び始めたのです。

すると、楽典を学ぶと三味線の特徴も浮き出るように再確認できたりも・・・。

三味線はドレミファ・・・ではないのです。
なんと3人師匠がおられたら、3人違う楽譜ってこともあるんです。
ある人は「いろはにほへと」ある人は数字や漢数字が混じったもの、ある人は横書きのもの(全項目は縦書き)などなど。
ギターのフレットやピアノの鍵盤のような区切りも印もハッキリとなく・・・どんなんや!?
基本は「口三味線」なんです。
口三味線とは「チントンシャン」
音色・リズムパターン・音の高さを日本語に置き換えた擬声語のようなものです。
チン、トン、シャンには法則(どの糸、リズムなど)があって、長い1曲全てを口三味線で言い伝えられてきたようです。
(だから演奏会では譜面を見ません。使いません。・・・あ〜覚えなあきません。汗)
これ、書くにも書き表せない旋律があるんです。
なんてファジーなんだ!
良く言えば、ほぉわ〜とした良さがあるんです。
三味線の糸の揺らぎや余韻、これが素晴らしいのです。

しかし、譜面を含めてシステムが、西洋音楽に比べて日本の古典音楽は あまり合理的ではないんです。
これ、日本人の気質、特徴かな〜とも思います。
特に今、コロナ情勢、パキッとしたガイドラインが素早く出せない日本。
対策システムが作れない。
どこか、ゆる〜い日本。
・・・と国民性を考えたりします。

良いところも、たくさんあるのです。
良いとこをとって、学んでいきたいです。

外国からは 日本は暢気やと言われています。
この先、外国の悲惨さに近づくと警告を受けています。
今、音楽をするにも落ち着きません。
うつらない、うつさない、広げない。
1日も早くの収束を願いながら、じっと三味線を弾いています。

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