元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

日本の文化

2013-01-27 01:23:59 | おたのしみ
ある大店の堅物で通っている一番番頭が茶屋遊びで午前さまになった二番番頭をとがめて、

「南地と言うたらどんな所、お茶屋といぅたら葉茶屋でないぐらいなことは知ってます。
知ってますが、芸者といぅ紗は夏着るのか、冬着るのか? 
舞妓という粉は一升何ぼするのか? 
太鼓持ちといぅ餅は焼いて食たら美味いのか?教えてほしい」

と皮肉を言う。・・・

その一番番頭が意外な展開になる「百年目」という落語のお話。


昨日、落語に、よく出てくる葉茶屋でない「お茶屋」に初めて行ってきました。
大阪南に唯一残る島之内の「たに川」。
お茶屋ってどんな所?という興味と、我が母校精華小学校と同様に大阪南の歴史を踏ん張って残していらっしゃることへの敬意を込めて、お伺いすることにしました。

私の小さなころ(昭和40年代)は 家(千日前)の近所でも三味線を持ってお座敷へ向かう芸者さんを見かけたこともありました。
戦前の昭和初期には 大阪南には2000人もの芸者さん、舞妓さんがいたそうです。
昭和の後半から衰退し、なんと今は 南に芸者さんは 2名、お茶屋さんは 「たに川」さんだけになってしまったそうです。
どうしてこうなってしまったのでしょうね。
今が悪いとは言いませんが、落語を聞いていると、その時代の方が 物はないけれど、人が豊かだったように思います。
日本は これからどうなっていくのだろう??と思いつつ、
日本らしい良い文化に触れたい・・・と思うようになったのは この年になったからかしら?
まあ今からは 芸者さんにはなれませんが、芸者体験をさせていただきました。
着物の素晴らしいかったこと!? 
女将さん、若旦那の立ち居振る舞いの美しかったこと!

もう“いちげんさん”ではなくなりましたので、今度、町歩きで体操教室の皆さんをご案内したいと思っています。
お楽しみに!!
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