先週に引き続き、大学の授業で、NHKドキュメント「畳の上で死にたい」のビデオを見せて頂きました。
このビデオの主人公は Aさん、Bさん2組の高齢者の御夫婦です。
どちらも 寝たきりの御主人を奥さんが介護をされています。
介護する側も高齢者・・・
Aさんの奥さんは 腰は 90度にも曲がり、左手は 麻痺して動きません。
1日、300回・・・その手を 曲げたり伸ばしたり、さすったりしながら・・・
「この手が動いたら、もっと、お父さんの世話ができるんやがな~・・・」
と、呟いていました。
ふと・・・Aさんまで不自由でない障害に諦め、動かないで暮らしがちな舅を思い出しました。
このビデオを見せれば、どう感じるだろう???
Bさんの奥さんは こんなふうにお話されていました。
「私は 夢を持ってるんよ。
もう一度、お父さんが 元気になってくれる~っていう夢。
人様に迷惑をかけんでいいようにね・・・
夢を持つことは 生きるには必要だ。」
AさんやBさんのような80歳代の方達は 福祉の世話になることに“ひけめ”を感じる人が多いそうです。
「保険料を払っているから、当たり前」という権利よりも・・・
「自分の家族は 自分で世話をする、他人に迷惑をかけないのが あたりまえ」という義務感のほうが強いそうです。
Aさんは ヘルパーさんが 到着し、帰るまで、ずっと「すまないね」という言葉を続けていました。
ソーシャルワーカーの先生のお話によると、その意識は Aさんたちの子供、団塊の世代では “あたりまえ”の基準が変わり、「保険料を払っているから、福祉の世話になるのが、あたりまえ」となるそうです。
Aさん御夫婦は 苦渋の決断をし、御主人を老人福祉施設に預ける決意をしました。
しかし、Aさんの御主人は その3ヶ月後に亡くなられ、その後、後を追うように奥さんも数ヵ月後に亡くなられたそうです。
Bさんも 同じような亡くなり方だったそうです。
「夢」、「生きがい」とは 人のために生きる事だと感じます。
実際の経験でも、それを感じさせられることがあります。
パーソナルトレーニングのクライアント、Oさんは 90歳で、奥様の介護をされています。
Oさんのトレーニング中、奥さんが ブザーを鳴らし、Oさんは トイレへの介助を行います。
私が お手伝いしようとしても、奥様は 「おとうさん」と、おっしゃいます。
Oさんは 奥様が 倒れる前より、今のほうが お元気なんだそうです。
少し膝に痛みを感じられ、エクササイズをお伝えすると、熱心に毎日行い、今は 膝の痛みも和らぎました。
もうお1人、Kさんは 85歳。奥様は 認知症。
奥様のお世話で、トレーニングの時間にキッチリ始められることが少ないです。
大変ですね・・・と声をかけると・・・
「3歳児の相手をしているようなもんですわ・・・」
と、いつも優しく微笑んで、そうお話されます。
お二人を見るたび、人を支える事の教えを頂いています。
また、神戸ゆうゆう体操の皆さんにも 健康である事の大切さ、素敵な生き方を学ばせてもらっています。
団塊の世代の、そのまた下の世代ですが・・・
皆さんからの学びを できるだけ多くの人に伝える事を仕事とし、私も 生きた証を残したいな~と思います。
Aさん、Bさんが 住んでいらっしゃったのは 長野県泰阜村です。
この村では この村独自の高齢者福祉の取り組みがなされています。
泰阜村ホームページ→http://www.vill.yasuoka.nagano.jp/
「畳の上で死にたい」のビデオ・・・教授に無理をお願いし、入手できそうです。
このビデオの主人公は Aさん、Bさん2組の高齢者の御夫婦です。
どちらも 寝たきりの御主人を奥さんが介護をされています。
介護する側も高齢者・・・
Aさんの奥さんは 腰は 90度にも曲がり、左手は 麻痺して動きません。
1日、300回・・・その手を 曲げたり伸ばしたり、さすったりしながら・・・
「この手が動いたら、もっと、お父さんの世話ができるんやがな~・・・」
と、呟いていました。
ふと・・・Aさんまで不自由でない障害に諦め、動かないで暮らしがちな舅を思い出しました。
このビデオを見せれば、どう感じるだろう???
Bさんの奥さんは こんなふうにお話されていました。
「私は 夢を持ってるんよ。
もう一度、お父さんが 元気になってくれる~っていう夢。
人様に迷惑をかけんでいいようにね・・・
夢を持つことは 生きるには必要だ。」
AさんやBさんのような80歳代の方達は 福祉の世話になることに“ひけめ”を感じる人が多いそうです。
「保険料を払っているから、当たり前」という権利よりも・・・
「自分の家族は 自分で世話をする、他人に迷惑をかけないのが あたりまえ」という義務感のほうが強いそうです。
Aさんは ヘルパーさんが 到着し、帰るまで、ずっと「すまないね」という言葉を続けていました。
ソーシャルワーカーの先生のお話によると、その意識は Aさんたちの子供、団塊の世代では “あたりまえ”の基準が変わり、「保険料を払っているから、福祉の世話になるのが、あたりまえ」となるそうです。
Aさん御夫婦は 苦渋の決断をし、御主人を老人福祉施設に預ける決意をしました。
しかし、Aさんの御主人は その3ヶ月後に亡くなられ、その後、後を追うように奥さんも数ヵ月後に亡くなられたそうです。
Bさんも 同じような亡くなり方だったそうです。
「夢」、「生きがい」とは 人のために生きる事だと感じます。
実際の経験でも、それを感じさせられることがあります。
パーソナルトレーニングのクライアント、Oさんは 90歳で、奥様の介護をされています。
Oさんのトレーニング中、奥さんが ブザーを鳴らし、Oさんは トイレへの介助を行います。
私が お手伝いしようとしても、奥様は 「おとうさん」と、おっしゃいます。
Oさんは 奥様が 倒れる前より、今のほうが お元気なんだそうです。
少し膝に痛みを感じられ、エクササイズをお伝えすると、熱心に毎日行い、今は 膝の痛みも和らぎました。
もうお1人、Kさんは 85歳。奥様は 認知症。
奥様のお世話で、トレーニングの時間にキッチリ始められることが少ないです。
大変ですね・・・と声をかけると・・・
「3歳児の相手をしているようなもんですわ・・・」
と、いつも優しく微笑んで、そうお話されます。
お二人を見るたび、人を支える事の教えを頂いています。
また、神戸ゆうゆう体操の皆さんにも 健康である事の大切さ、素敵な生き方を学ばせてもらっています。
団塊の世代の、そのまた下の世代ですが・・・
皆さんからの学びを できるだけ多くの人に伝える事を仕事とし、私も 生きた証を残したいな~と思います。
Aさん、Bさんが 住んでいらっしゃったのは 長野県泰阜村です。
この村では この村独自の高齢者福祉の取り組みがなされています。
泰阜村ホームページ→http://www.vill.yasuoka.nagano.jp/
「畳の上で死にたい」のビデオ・・・教授に無理をお願いし、入手できそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます