チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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里 芋

2008年09月11日 | チエの玉手箱
 今年は、例年より少し早めの9月14日が十五夜のようです。
中秋の名月は、別名芋名月とも呼ばれ、この芋というのは、里芋のことだそうです。ちょうどこの頃に里芋が採れて、お月様にお供えし、自然の恵みに感謝したのでしょう。
ちなみに、お団子をお供えするのは、里芋の代わりということです。(というのは、ネットの受け売り~)

 「芋の煮っころがし」と言ったら、皆さんはどの芋を想像しますか?
私は断然、里芋。イモ類の中では、この里芋が一番好きなのです。

これからの季節、里芋と大根とイカの煮物、味噌汁の具、河原で大鍋に作る芋煮など、楽しみですね。

 子どもの頃、母親について、きゅうりや茄子の収穫に行くと、その隣の畝には里芋が育っていました。
里芋の葉っぱには、水をはじく性質があるのです。
たまたま葉っぱに残っていた朝露や雨水が、玉になって転がる様子が面白く、葉っぱから落ちないように前後左右に、或いはぐるぐると回して遊んだものでした。
ですから、畑に着くと真っ先に、里芋の葉っぱに水玉が残っていないかをチェックするのです。

 こんな他愛もない遊びに興じていたチエちゃんでした。


画像は、お盆に実家を訪れた際、里芋を見つけて思い出し、用水路から水を汲んで落としたところ。期待どおり、コロンと丸い水の玉ができました。