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コル二エツタヤというのは、昭和49年から平成14年にかけて福島駅前通り栄町交差点南西の角にあったファッション・ビルです。
チエちゃんは中合デパートよりもコル二エツタヤが大好きでした。
それはというと、デパートが子供からお年寄りまでを対象にしていたのに対し、コル二エツタヤは若者向けのテナントばかりだったからです。
レンガ色のビルの2階にはバルコニーがあり、なんともおしゃれな感じがしました。
その2階にはチエちゃんの憧れ、ファッション雑誌『mc Sister』に載っているブランドの洋服を売っているお店があったのです。
『kiki』は10代の女の子向けの50年代風やトラッドファッションを手掛けるブランド。(画像は『kiki』のスティッカー チエちゃん、こんなものまだ持ってたの?😅 )
チエちゃんは、ここでキャメルのフラノ三つ釦ブレザーやブラウス、スカート、50年代風ワンピースなど次々に買っていたのです。
そして1階の靴屋さんでは、リーガルシューズのコインローファー、サドルオックスフォードシューズを買いました。
バッグ屋さんもおしゃれなものが置いてあった。
アクセサリー屋さんも、手ごろな値段で買えるものが多かったのです。
それから4階(か5階)には手芸ショップ『ユザワヤ』さんが入っていて、チエちゃんはここを覗くのも大好きでした。
とにかく、コル二エツタヤはチエちゃんの青春がいっぱい詰まったファッションビルだったのです。
今にして思うと、昭和50年代頃の駅前通りが一番賑わっていた時代だったのかもしれない。
中合デパートも、山田デパートも、コル二エツタヤも、長崎屋も無くなって、現在は駅前再開発と称して工事中の白い壁が長期間存在しているだけ。
駅前通りに賑やかさが戻ってくることはもう無いのかもしてない。
東京にもありましたよ。流行の先端だとパルコ、銀座の三愛とか有名でしたが、そこまでオシャレではなかったし、学生でお金も無かったので、東京駅のオシャレな地下街、新宿のサブナードという地下街などに出没していましたよ。横浜も行ってました。当時、ファッション街に近い駅の地下街がアチコチに出来た頃でした。
パルコは未だにありますが、最新ファッションから遠ざかっていますし、三愛は無くなりました。今の娘さんたちは渋谷かな?
最近はファッションよりIKEAとかロフトなどウロウロする方が楽しいです。
大沼デパートもジャスコもファミリーデパートも無くなって、米沢のかつての中心地はガラガラ・・・さみしくなりました。
昨日ドラッグストアで買い物したら店員さんに「前にファミリーデパートで働いておられませんでしたか?」って聞かれたけど、何十年前の話じゃ?(笑)