チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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エレベーターガール

2010年03月28日 | 昭和なもの
 本日、珍しく駅前のデパート中合に行ってみました。
7階の催事場に行こうと、エレベーターボタンを押して待つこと1分。
開いたドアからドヤドヤと人が出てきた後、乗り込もうとして驚きました。
なんと、エレベーターガールがいたのです。
確か、人件費削減とかで、ここのデパートは、エレベーターガールを廃止したんじゃなかったっけ?
デパートに滅多に行かない私は、うろ覚えです。
いや、確かにそうだ。いつから、また採用したんだろう?

 子供の頃、中合のエレベーターガールとは、高嶺の花とでもいいましょうか、あこがれの職業とでもいいましょうか、小さな地方都市では、スチュワーデス(現在ではキャビンアテンダントですか?)と同じくらいの意味を持っていたように思います。
「何処そこの娘さんは、中合のエレベーターガールになったんだと。」
「そりゃ~、すげ~した。」
というような会話が成り立っていたくらいです。
美人であるというお墨付きをもらったことになるのです。

市民の間では、このデパートの三越百貨店を真似た包装紙で贈答品を贈ることがステータスでありました。
今では、そんなこともなくなってしまいましたが。

 長じてから、私は、ここのエレベーターに乗るたびに、エレベーターガールというのは、そんなによい職業なのだろうか?と思いました。
きれいにお化粧をして、標準語で案内をしているけれど、一日中立ちっぱなしだし、何回同じことを言うのだろう、うんざりしないのかな? それに、ツンと澄ましているし・・・

 まあ、タダのひがみなんですけど・・・ね。
あ、今日の担当の方は、にこやかで、可愛らしい方でしたよ。