チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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タラの林

2019年08月01日 | ヒロシ
ヒロシが逝ってから、毎日何かしら予定が入っていたが、今日は全くのフリーだった。
だが、朝8時頃、嫂から電話が入った。
「チエちゃん、今日の新聞のチラシ、見た?」
「いいえ、まだだけど・・・」
「新しくできた霊園のチラシが入ってるの。宗教は問わないって書いてあるし、お墓のすぐそばに駐車場があるのよ。それに、お値段も安いし。一度行ってみたら?」
ああ、やっぱり義兄たちは納得していなかった。
実は、私も見学してきた樹木葬墓地はイメージとかけ離れていたのだ。
なんとなく公園のような平らな場所を想像していたのに、山の斜面で、杉の木が生い茂り、薄暗く、歩道はぬかるんでいた。それに、良い場所はもう売約済みで、遠い場所しか残っていないのだとか。
ヒロシと決めていたとはいえ、生前に見学しておかなかったことが悔やまれる。
ま、新しいことをやろうとすると、こういう問題はこじれやすい。
息子たちと相談すると、嫂には答えた。

さて、タイトルのタラの木です。
玄関前の狭いスペースがタラの林状態になってます。
早く、実家の畑に移植しないと、大変なことになりそう。
ヒロシ、一度も収穫しないまま、逝ってしまったなぁ。