快復しての退院ではなく、病院ではもう治療することが無いからの退院です。
入院しても3か月以内であれば、施設へ戻れることをケアハウススタッフさんから聞いてホッとし、入居時に契約書を隈なく読んだはずなのにすっかり忘れていたと思いました。
元々痩せていた母はこの2週間で、さらに瘦せ衰え、骨と皮ばかりになったように見えました。
右手足をわずかに動かせることと、食べ物(ミキサー食)が飲み込めること、言葉を理解・発すること(といっても、反応は鈍い)以外は、全介助です。
もし、自宅で介護をしていたなら、私は今頃疲れ果て途方に暮れていたことでしょう。
そして、偶然とは思いますが、施設からこのタイミングで「救急搬送時の処置についての希望」を確認する書類(今年から毎年確認するそうです)が届き、私は迷わず
☑ 輸血を希望しません
☑ 積極的治療を希望しません(挿管や、改善が見込めない延命治療も含む)
に、チェックを入れました。
今は、母の辛い状況が長く続かないことを祈るのみです。
でも確かに現状を考えると、一番良い選択なのかも知れないですね。
お母さまに少しでも穏やかな日が続くといいですね:)
母親にはいつまでも生きていて欲しいという思いはありますが、今は早くラクになって欲しいという想いの方が強いです。
それは母自身も望んでいたことですから。
身近な人の死を経験して、私の死生観も変わりました。
病を得た高齢者にとっての死とは、=救いである と。