chocolat et natto(チョコレートと納豆)

三十路女の「食うたら」日記

ラブラブ考

2013-04-05 | あれやこれや
ちょっと前の話ですが、
札幌駅の売店をのぞいたら、ラブラブサンドが大集合!
日糧・ラブラブサンドと言えば、
ワタクシショコラエナットの中学時代の思い出の味。
微妙な、繊細な年頃の甘酸っぱい思い出とでも言えましょうか。


ただ、あの頃は定番のピーナツバターとチョコクリームしかなかった。
そして、ワタクシは断然、ピーナツバター派だった・・・
(ハア、と思いを馳せる)

しかし今は何でしょうか、こんなかぼちゃプリンやら、きなこもち味やら、
イチゴクリーム味やら・・・わんさかあるのだ。
なんだ、それは?!邪道だ、邪道!
ラブラブサンドはピーナツバターが原点なんだよ!
そんなチャラチャラした、売れ行き重視の、マーケティング重視の
流行に乗った一過性の味ではダメなんだよ!
ワタクシは怒りに震える思いだった。

一方
ピーナツバターの存在感はすっかり消えていて、
背中を丸めて、所在無さげに棚に並んでいる。

「フン、どうせ俺はハヤリに乗り遅れてますよ、
俺はおじいさんですよ。」
と言いたげだ。

おお、可哀想なラブラブサンドピーナツバター味よ、
大丈夫、ワタクシはお前の味を忘れていないよ。
懐かしんでいるよ、お前との再会を!

そう思って手に取ろうとした。
が。
どうもかぼちゃプリン味が気になる。
チラチラ視界に入って来る。
ハッ!
決定打を浴びせて来た。
「りょうおもい」ときたもんだ。

結局ワタクシは20年来の友、ピーナツバター味を捨て、
「りょうおもい」を選んだ。

邪道な気がする!
そう思いつつも、新しいものに手が伸びた。
そして・・・おいしかった。

人間って薄情なものである。


コメント
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