
河津桜祭りも閉幕間近(3月10日まで)とあって、平日というのに大勢の見物客で賑わっていた。ピーク時の色鮮やかさは薄れていたが、ソメイヨシノと異なり濃いピンク色が伊豆の青空に似合う。河津川沿いの遊歩道を桜と土産物屋を交互に見ながら天城方面へ。途中、瀟洒な建物につられて横道へ入ると「踊り子会館」だった。
立ち寄り湯の湯上りのビールはひと味違う。桜並木と菜の花畑が続く土手をほろ酔い気分で歩を進めると、カーネーション栽培の温室棟に行き当たった。伊豆は一年中花のオンパレードだというのを実感する。作業する人に話しかける女房を横目に、私は横手の畑にたわわに実る甘夏の木を物欲しげにジロジロ。「持ってっていいよ!」との声に、シメシメ。とりたての甘夏はジューシーで最高!!伊豆の温暖な気候と人の温かさに触れ、感謝しつつ伊豆急で伊東に向かった。
フィナーレを 告げる河津の 花の舞い(shizue)
風呂酒や 河津桜の 花の宴(chosan)