プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★「自戒」

2008-08-07 09:32:17 | 日記・エッセイ・コラム

 2006年4月9日付けの小ブログ(「とんがり屋根のおとぎの国」)について寄せられたコメントに「自戒」の二文字が浮かんだ。旅行の際、見聞したエピソードを紹介したものだが、読む人の立場によっては不快感や違和感を与えることを失念していたからだ。

 内容は、アルベロベッロのとんがり屋根は、役人が見回りに来るとすぐに崩せるようにとの「税金逃れの大衆の知恵」で、京都の町屋が「ウナギの寝床」になっているのも同様との記述に対する質問だった。京町屋の間口が狭い理由は、通りに多くの家屋を建ち並ばせるためであって、税逃れは俗説だとの指摘だ。

 体制や政治などに私見を主張するのは問題ないが、学問的に意見が分かれるような場合は予期せぬ反響を呼んでしまう。今回の投書は、京都の町屋を都市計画学の観点から研究しておられる方からの意見だった。

 webの性格と影響の大きさを再認識した。同時に、ブログを公開日記の場として利用してきたが、読み手の受けを狙ったり、興味本位で書いたことは無かったかと反省させられた。だが、最後は北京五輪にちなんで、「次回以降自戒」と漢字6文字で結ぶ”時悠人”に戻った。