沖縄と言えば、シーサーとチャンプルーを代表格に挙げる人が多いが、「シーサーの日」は、意外と知られていない。やむちん(焼物)・シーサーの発祥の地「壷屋」は、那覇市内にある。
大抵の人は、国際通りや牧志公設市場には行くが、時間に余裕のある人は、その少し先にある壺屋まで足を延ばしてみたい。
通称「やむちん通り」には、焼物店が軒を連ねるが、一歩横道に入るとシーサー作りが体験出来る工房や制作工程を見せてくれる店もある。
写真は、4月3日のシーサーの日に、壺屋焼物博物館(ニシヌメー広場)で開催されたオープニング・イベントで、地元子供たちによる踊りの模様。宴会で必ず踊りが飛び出す沖縄県人の乗りの良さは、小さい頃からの蓄積だと実感した。
セレモニー終了後、博物館の3階ギャラリーのシーサー展示会を鑑賞したが、いずれの作品も芸術品としての価値を持つ名作揃いだった。
最近では、シーサー作りを学ぼうと本土からや
ってくる若者も増えたそうで、新しい感覚あふれるシーサーが伝統に活気を吹き込んでいる風に感じられた。