2008年度のフルマラソン「1歳刻みランキング」の速報値が発表された。対象レース数は52で、同一人が複数回参加した場合は、ベストタイムを集計する仕組みになっている。2005年度記録集と比較してみた。(男性・女性それぞれ左:2008年度、右:2005年度)
年齢層 | 男 性 | 増減 | 女 性 | 増減 | ||
20~29歳 | 22,416 | 13,654 | 8,762 | 6,346 | 3,692 | 2,654 |
30~39歳 | 34,977 | 18,350 | 16,627 | 8,301 | 3,836 | 4,465 |
40~49歳 | 33,206 | 18,618 | 14,588 | 6,237 | 3,223 | 3,014 |
50~59歳 | 21,161 | 13,913 | 7,248 | 3,579 | 2,112 | 1,467 |
60~69歳 | 8,242 | 4,564 | 3,678 | 1,008 | 444 | 564 |
70~79歳 | 1,019 | 491 | 528 | 63 | 23 | 40 |
80歳以上 | 20 | 9 | 11 | 1 | 1 | 0 |
合計 | 121,041 | 69,599 | 51,442 | 25,535 | 13,331 | 12,204 |
2005年度の完走者総数82,930人に対し、2008年度は146,576人。この3年間で、63,646人も増えた。対象大会数が増えた(48⇒52)ことや、2006年にビッグな「東京マラソン」が誕生したこともあるが、男女・年齢層を問わず同じ傾向が窺える。
とりわけ、30代・40代の増加が顕著だ。中堅層の人達が、「走る」ことを生活の軸に据え、長いライフステージを設計することは、喜ばしい現象だ。ランキング対象大会は、トップアスリートが出場する国際的な大会から歴史の浅い大会まで広範囲にわたっている。対象大会に参加し、自分の走力レベルを同世代のランナーと比べてみるのも励みになると思う。