30回目の記念大会に相応しく、エントリー数が11,000人を超え、過去最多を記録した。フル4,248人、ハーフ3,638人、10㎞2,313人の内訳が示すようにフル・ハーフの人気が高い。
コースは、高低差(フル約150m、ハーフ約60m)や小刻みな起伏があるが、支笏湖国立公園内の木道をトレイル・ラン感覚で走れる爽快さがランナーを惹きつける。 フルの制限時間が、以前の5時間から39㎞地点5時間半と大幅に緩和されたことも、年々、参加者が増える一因だろう。
ランナーが多いだけに、スタート直後は大混雑し、接触や転倒に要注意だ。ロスタイムもあるが、2㎞通過までに18分近くかかった。5㎞を過ぎると、ようやく自分の位置取りが出来るようになったが、私たちは、4㎞地点で集団にのみ込まれ離ればなれになってしまった。
妻の様子が心配だったが、私自身に余裕がある筈もなかった。不安を抱える左ふくらはぎに痙攣が走ったのは、14㎞地点。ペースダウンし、足をかばいながらのゴールだったが、現在の走力相応の結果だと納得している。