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★北ドイツの旅(9/10)ゴスラー&カッセル

2014-10-08 08:44:25 | 旅行記

146159_2ゴスラーは、ランメルスベルク鉱山の麓に位置し、鉱山の町として栄えたハルツ地方の中心的な都市。歴代の皇帝の居留地が置かれたゆえに、美しい街並みが形成され、世界遺産に登録されている。

148153人口は、約4万人でそれ程多くないが、ドイツの大企業シーメンスの創設者の祖先が建てた「シーメンス・ハウス」を含め、多くの木組みの家が立ち並び、レトロバスが似合う落ち着いた雰囲気がただよい、郷愁を誘った。

207202最後の訪問地カッセルは、ドイツの中心に位置する都市で、グリム兄弟が30年間、暮らしながらグリム童話を書いたので、グリム兄弟博物館や展覧会、フェスティバルなど彼らにちなんだものが多く残っている。

二人は、6人兄弟の長男と二男として、裕福な家庭に生まれたが、父が早世(45歳)した後は貧困生活に一転。母親が教育熱心な人で、叔母の援助を受けながら、マールブルク大学を優秀な成績で卒業し、歴史に名声を残した。

210209また、5年に一度開催される世界最大の現代美術展「ドクメンタ」は、文化都市の座を不動にしている。その会場になっているフリデリチアヌム美術館は、大英博物館のモデルになったとも言われる。

199郊外高台にあるヴィルヘルムスヘーエ公園からは、整然としたカッセルの市街地を一望出来るはずだったが、旅の終わりを惜しむかのように、霧に包まれ霞んで見えた。