プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★おせっかいの功罪

2017-07-20 08:37:02 | 日記・エッセイ・コラム
 イート・イン・コーナーの給水機に手が届かない女児をみて、紙コップに入れてあげたら、嬉しそうな顔をして、椅子に座って行儀よく飲み始めた。

 きっと、母親の買い物が終わるのを待つうちに、喉が渇いたのだろうと、その場を後にした。

 しばらくして、母親から水を飲んだことや、知らない人と口をきいたことを叱られていないかと、気になった。母親の考え方や躾け方を知らずに、私の一方的な親切心を押し付けたのだとしたら、、、。

 「小さな親切 大きなお世話」と題した小説すら出版される世の中では、何を基準に「是か非か」を論じたらよいのか、、。と、暇を持て余す老人の贅沢な悩みが頭を駆け巡った。

 人間とは、自ら納得しないと行動しない動物であることと、人間社会には、完全理解はあり得ず、相互誤解の上に成り立っていることを価値基準とすれば、気持ちが楽になる。