財政再建を先送りし、物価上昇率2%も棚上げして、経済成長を追い求める安倍政権の危うさは、2020年の東京五輪バブル後の展望が無いことに尽きる。
明確なことは、日本の総人口が、減少側面に突入していることと、東京一極集中が加速していること。
パイが小さくなる中で、大都市へ人口が集中すれば、地方と大都市との格差がますます拡大する。しかも、地方自治体が、その流れを食い止めようとする施策を提案すれば、政府が支援してくれるという、何とも奇妙な構図が出来上がってしまった。
安倍三選濃厚と喧伝されるなか、過去の業績をもう一度おさらいしておきたい。
明確なことは、日本の総人口が、減少側面に突入していることと、東京一極集中が加速していること。
パイが小さくなる中で、大都市へ人口が集中すれば、地方と大都市との格差がますます拡大する。しかも、地方自治体が、その流れを食い止めようとする施策を提案すれば、政府が支援してくれるという、何とも奇妙な構図が出来上がってしまった。
安倍三選濃厚と喧伝されるなか、過去の業績をもう一度おさらいしておきたい。
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★安倍政権の総括(後編)アベノミクスの基本は、ケインズ経済学。景気対策と財政再建は、二律背反ではなく、経済成長で全体のパイを大きくすれば、財政再建が達成できるとする。 GDPの60%以上を占める個人......