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時悠人chosan流処世術

★相互誤解(前編):対話

2022-06-02 09:12:32 | 日記・エッセイ・コラム
 社会では、対話を重ねることで、理解が深まり、合意形成にいたると考えられているが、それは幻想だと思うようになって来た。

 卑近な例で、ウクライナ問題では、プーチン大統領と各国首脳が、何度も会談しても、その隔たりが埋まらないどころか、深化している。
 
 ロシア対欧米の代理戦争化している紛争の停戦仲介役は、ヨーロッパから遠く離れ、NATOに加盟していない日本が一番適役のはずだった。

 しかも、27回も首脳会談を重ね親交を築いた安倍元総理が、プーチン大統領に電話一本もかけられない。北方領土返還交渉で、プーチンに利用されただけの政治家に、大役が務まる筈があり得ない。

 かつて、小泉元首相が、「YKK」の強固な盟友関係の秘訣を問われた時、うろ覚えだが、「したたかな打算に裏打ちされた友情」と応じた言葉を思い出す。