小ブログに時々寄せられるコメントを読む度に勇気付けられる。コメントの大半は、走ることを趣味としている人からだ。その人たちを「走友」と名付け、時悠人のバーチャル・クラブと呼ぶ身勝手をお許し願いたい。
走力レベルも違えば目的も異なるだろうが、ランニングを楽しむ点では共通だけにコメントに流れる思いがひしひしと伝わってくる。1年に1,2度しか顔をあわせる機会がなくても、この大地のどこかで汗している光景を思い浮かべるだけでも、勇気付けられる。
レース前に顔を合わせ一言、二言交わすだけだが懐かしく心嬉しいひと時だ。それぞれのペースで調整し、大会に参加する。今では走友とタイムを競う貪欲さも失せたが、自分自身で設定した目標を目指して孤独な世界に没入する。そして、チームで参加しない限り、ゴール後はまたそれぞれに散っていく。
マラソンを人生にたとえる人がいるが、苦しさの比喩だとすれば、間違いだ。レース途中の苦しさは設定レベルに比例するし、結果も努力した量に合致するハンディのない競技だ。このさらりとしたダイナミズムが私は大好きだし、マラソンの醍醐味とも思う。