プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★慈雨?

2008-04-17 14:56:06 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日は、今年に入って初めて最高気温が20度を突破し、金沢で23度を記録した。陽気に誘われ、午後3時過ぎから女房と犀川川辺りの桜並木を仰ぎつつ1時間ほどジョギング。散り始めた桜の木の下で最後の花見を楽しむグループが散見された。

 今日は一転して雨。かかりつけ医で診察を受けた後、入院中の友人を訪ねた。彼は、脳腫瘍の手術後、言語機能障害が残りリハビリ中。自分が入院していた時のぶざまな姿と重なり見舞いに行くことすら躊躇していたのだが、想像していたより顔色もよく安堵した。丁度リハビリが始まる時間だったので再来を約し、早々に退散した。

 さて、私の方はというと、主治医に「上半身の筋肉を鍛えなさい。ただ走るだけでは筋肉量が増えませんよ。」 と、手厳しいアドバイスをもらった。ジムでも同様の注意を受けたが、どうも単調な筋トレが苦手でここ半年、お風呂会員同然だ。外でジョギングし、銭湯がわりにジムで入浴するパターンが定着している。

 周りからは走るだけの方が単調だろうと指摘されるが、とんでもない誤解で、外を走っているとコースにより景色が違うし、咲く草花で季節の移り変わりを実感できる。時間にこだわることなく、自分の足で大地を踏みしめる喜びを長く味わうことができるように、嫌いな筋トレを少しでも消化することにしようかな?


★時悠人流ガッテン法

2008-04-15 10:05:17 | 日記・エッセイ・コラム

 新年度にスタートした悪名高い「後期高齢者医療制度」。今日15日、いよいよ年金から保険料が天引きされると、宙に浮いた年金問題が未解決だけに、ますます混乱に拍車をかけるに違いない。

 保険証が届かないとか、年金から天引きする徴収方法、或いは、周知方法に批判が集中し、さすがの福田総理も「十分な説明ができず、混乱させたことを反省している」と謝罪したが、ここに現政権の一番の問題点が凝縮されているように思える。

 福田総理は、森内閣の官房長官となり、小泉内閣の二度にわたる内閣改造でも留任し、在任期間最長記録を樹立したのが2004年だ。一方、この法律が成立したのは2006年6月。退任後、表舞台から距離を置いていた間に成立した法律には無関心だった筈もあるまい。ご自身の辞任が年金未納問題だけに、保険料が年金から天引きされる痛みに敏感で良いはずなのに、、、。いずれにせよ、法律が成立してから実施までの準備期間は十分あったのに不測のトラブルが続出しているのは事実だ。

 負担の公平性の観点から制度の導入は当然だと思うが、広義の社会福祉制度に関する長期ビジョンを明確にした上で、財源確保策は税体系を抜本的に見直す視点が肝要だ。そうでないと、超高齢化社会が到来し医療費が高騰すると言われても、先進国比較では「対GDPの医療費比率」では我が国は決して高くない点が納得できない。「国民の目線にたって」との総理の口癖が空虚にひびく。


★吉野もうで~番外編~

2008-04-12 11:13:28 | 日記・エッセイ・コラム

 テレビの番組予告を見ていた妻が 「アレッ!」と素っ頓狂な声を発した。今日の夜フジテレビ系列局で「もしツアーズ目指せ!絶景三大桜」と題して、吉野の桜が紹介されるから見ようという。

 あまり好きな番組でもないので殆ど見ないのだが、我々が吉野を訪ねた9日、展望台の駐車場でロケ隊にあったことを思い出した。その時も妻が金髪の若者を見つけて「ウドさんよ」と言うので気づいたのだが、天野とか頭のてっぺんから声を出すような女性タレント等々、おなじみのメンバーが取り巻き連中と一緒に談笑していた。

 迂闊にも私は、旗を持って駐車場へ歩いてくるガイドがタレント(坂下?)だと知らずに平気で前を通り過ぎたことを思い出した。プライドが高そうな彼女は、きっと「無礼なじじいだ」と思ったことだろう。中年のおばさん連中が「ウドさーん」「天野さーーん」と嬌声をあげて一緒に写真を撮る図式にうんざり。とはいえ、どんな番組に編集されたのかには興味があるので、今晩6時半からミーハー族に仲間入りすることにした。065_3

073_2 ちなみに、私たちは橿原神宮前のホテルに前泊し、翌早朝、吉野に向った。二日目は京都に泊まり、二条城の夜桜見物をし帰宅した。  歴史的な建造物に響く琴の優雅な音色は、ライトアップされた桜の美しさとあいまって心を和ませてくれた。


★吉野もうで

2008-04-11 14:10:33 | 日記・エッセイ・コラム

027 4月8日から二泊三日で吉野の桜見物に出かけた。3万本ともいわれる吉野の桜は、その8割ほどが白山桜なので、ポスターで見るほどクリアではなかったが、山容に花霞がかかったようでちがう趣があった。トレーニングを兼ねて、近鉄吉野駅からケーブルやバスを使わず、下千本・中千本・上千本とたっぷり半日をかけて水区神社までを往復した。018_2

017_2 左の写真はランナーの守り神”韋駄天”を祀ってある韋駄天山から蔵王堂を仰ぐ隠れたスポットだ。多くの見どころがあるが、人気の高い「竹林院」の庭は必見で、前泊したかったのだが、あいにく満室だったのが残念だ。035_2 039_2 037 下手な説明より写真をご覧頂いた方が雄弁だろう。古人がこよなく愛でた吉野の桜の今昔の違いは知る由もないが、歩行者天国を闊歩する見物客の雑踏は往時の粋とは程遠いに違いない。059_3 060_3 「いく歳月 耐え忍びつつ 咲き誇る いにしえ人の 恋しかるらん」などと下手な歌が浮かんだ。花より団子とばかりに、土産物屋や茶店に足を止める花見客の多さに、吉野の里は賑わいにけりと結ぶ方が正確に思えた。


★異なる目線

2008-04-07 14:49:18 | 日記・エッセイ・コラム

007 昨夕、桜を見ながらのジョグは久しぶりの快感だったが、さすがに今朝は筋肉が張り、起きる際には「ヨッコラセ!」と声をかけるありさまだった。ずる休みの天罰ともいえるが、今年初めて1時間20分近く走ったためでもある。003 少しづつではあるが、持久力がついてきた手応えを感じる。今日はさすがに走る元気が無いので、自転車でジョギングコースを巡ってみた。昨日と同じコースなのだが、今日は下流方向へ向かった。同じ川筋なのに景色がずいぶん違って見え、思わず立ち止まり何度もシャッターを押した。005 川幅は広くないが桜の名所と謳われるだけあって、飽きさせない。

守口市に住んでいた頃が思い出された。淀川の毛馬から天満橋までの遊歩道沿いの桜のトンネルは、水色のテント群さえなければ対岸の造幣局の桜以上だと気に入っていたものだ。最近、ワールドワイドな建築家安藤忠雄さんが大阪の再建策として進める”さくらプロジェクト”が成功すれば、水都おおさかと桜のコラボレーションはさぞかし見事だろうと楽しみだ。018

帰路、道をそれて寄り道をしたら今や少なくなった電話ボックスと郵便ポストが並んで神社の前に012 立っていた。車では踏み込めない空間に寄り道しながら帰宅する途中、初々しい子供たちの笑顔に出会った。今日は小学校の入学式だった。