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「怪盗グルーのミニオン危機一発」 (2013年 アメリカ映画)

2013年10月01日 | 映画の感想・批評


 あのかわいいキャラクターたちはいったい何!?黄色い単純な形、大きな目とゴーグル、オーバーオールの表情豊かなデザインが世界中で大人気。その名はミニオン!!高い評価を得た前作「怪盗グルーの月泥棒3D」から3年、本場アメリカでは、「モンスターズ・ユニバーシティ」をしのぐ、3億ドル以上の興収をあげて、現在も記録を更新中だ。
 かつて月を盗んだこともある世界最強の怪盗グルーは、足を洗い、養女にした孤児三姉妹とミニオンたち、そしてミニオンを作り出した天才科学者ネファリオ博士と一緒に平穏な日々を送っていた。ある日ミニオンたちが何者かに誘拐されてしまう。いったい誰が、何のために?!最強の仲間ミニオンたちを救い出すために、グルーと三姉妹がタッグを組んで誘拐犯と立ち向かう。
 一連のハリウッド・アニメとは一線を画すこの世界観は、スペインとフランスの血を引く監督と脚本家により、フランスのアニメスタジオで製作されたからなのだろうか。他にも主人公グルーのキャラは、ボンドを生み出したイギリス風。プロレスが盛んなメキシコやロシア、そして“踊る”日本のカルチャーティストも加わって、何ともグローバルだ!!
 今回グルーが恋心を抱くルーシーの声を担当するクリスティン・ウィグと、グルー役のスティーヴ・カレルとはアメリカのバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でもおなじみで、その掛け合いが受けているそうだが、いかんせん日本では吹き替え版が席巻。笑福亭鶴瓶が担当した関西弁のグルーも悪くはないが、できれば字幕版で本家本元の声が聞きたかった。
   (HIRO)

監督:クリス・ルノー、ピエール・コフィン
脚本:シンコ・ポール、ケン・ダウリオ
声の出演:スティーヴ・カレル、クリスティン・ウィグ ベンジャミン・ブラット
      笑福亭鶴瓶、中島美嘉、中井貴一、芦田愛菜