鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

旬のツボ

2008-03-24 | 日記・エッセイ・コラム

「たすけ鍼」(山本一力著・朝日新聞社)

という時代小説を読みました。

地元の図書館にリクエストを出してから

およそ3ヶ月も待って、ようやく順番がまわってきたのです。

  

お話は、主人公である鍼灸師染谷が

世のため人のために日々大活躍というもの。

連載物なのか、まだ決着のついていないエピソードがあったりして

少々、消化不良気味なところはあるけれど

染谷の日常を通して、江戸の風情が感じられ

おもしろくて、一気読みでした。

  

染谷は近くのこどもたちを集めて

鍼灸の稽古場を開いていて

居眠りをするこどもには

「眠気を吹き飛ばす、寝覚めの床」にお灸をすえてました。

これは、顖会(シンエ)というツボですね。

このツボ、普段はあまり使わないのですが

昨日参加した鍼の勉強会でも、めずらしく取り上げられていたし

なんだか私の中で、ブーム到来の予感です。

 

ところで

「頂門の一針」ということわざがありますが

「頂門」は「顖会(シンエ)」の別名とのこと。

いかにも眠気が吹っ飛びそうです。

コメント
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