永遠のおでかけ 益田 ミリ著
著者の益田ミリさんは
同世代で大阪出身、なんとなく考え方が似ている(と私が勝手に思っている)ので
好きな作家さんです。
2年ほど前に、新聞に連載中のエッセイで
お父様を亡くされたあとの心情を、さらっと書かれてまして
本当にさらっとだったんだけど、読んで泣いてしまったことを覚えてます。
その辺をもっと深く描かれているのが、この本。
つまり電車の中で読んだらアカンやつです。
ちょっとびっくりしたのは
益田ミリさんも、お父様の死後1ヶ月ぐらいに
東京都庭園美術館で開催されていたボルタンスキー展に行かれていたということ!
私は母の死から2週間経った頃に、国立国際美術館でうっかりそれを観ました。
入った早々、動悸がして吐きそうになったので、これはヤバイとすぐに出て来たんですが
ミリさんは、ちゃんと鑑賞して、色んなことを感じ取っておられた。さすがだなあ。