母ロスの症状、相変わらずです。
未だに、母がこの世にいないということがうまく呑み込めないのです。
心のどこかで、「たーだいまー」って帰ってくるんじゃないかなって思っています。
絶対ありえないのに。
で、自分自身という患者さんを、どうにか救いたいという気持ちで
関連本を読み漁っているのです。
ネット検索して、一番最初に読んだのがコレ。
「悲しみ」とのつき合い方 ―大切な人が亡くなった時に読む本ー 星川 碧著
AmazonKindle(電子書籍)のみでの販売のようです。
著者がグリーフの経験者であり
具体的な乗り越え方も書かれています。
今、真っただ中にいる人へ、個人的におすすめです。
但し、電車の中で読むと、泣いちゃうので恥ずかしいです。
次は
母ロス 悲しみからどう立ち直るか 榎本 博明著
母ロスと言えば、の一冊。
帯に書かれているコピーがキャッチーです。
母の死を自分がこんなに引きずるなんて!
間違った悲しみ方をしていると、傷はもっと深くなる
こんな症状の人は「母ロス」に陥っている!
などなど・・・。
大いに期待して読み始めましたが、なんだろ、もひとつでした。
「母ロス」への対処、というより「母ロス」とはなんぞや、ということに視点を置いた感じです。
何%の人がこういう傾向となる、とか、この場合いくつかのタイプに分かれる、とか。
なので、今悩んでいる人ではなくて、将来なる恐れのある人が読むと良いかもです。
敵を知るという意味で。
今読んでいるのは
対象喪失―悲しむということ 小此木 啓吾著
こちら、なんと初版が1979年。40年前のものです。
私の手元にあるものは、2019年3月15日35版。
読み継がれる名著、というわけでしょうか。
対象喪失なので、死別のみならず、生き別れ、身体の一部の欠損等
様々な喪失感について書かれています。
事例が第二次世界大戦中のものだったりして、まあ時代を感じさせますが
人間の感情ってものは、そう変わらないんでしょう。
講義での教材に使われる感じだし、実際そうなのかもしれない。
グリーフケアの団体のHPに推薦図書として載っていたものですから。
私、教材とか教科書の類いは、普段とても苦手なんだけど
夢中で読んでいます。やはり名著。
本の内容もさることながら、Amazonのレビューがいずれも秀逸です。