episode:2
『救えない患者はどこへ』
楓の裁判を傍聴しに来ている澤井。
終わってから澤井に声をかける楓。
「進藤先生から、ご意向は伺ってます。
早急に、うちの救命にいらして下さい。」
「判決が出たら、改めてお願いに伺おうと思って。」
「腕があればそれで十分。裁判は関係ありません。」
楓を訴えている畑田に声をかける澤井。
救命救急へ連れて来て、医師たちに楓を訴えてる原告だと話す。
医師たちは動揺を隠せない。
進藤は何故みんなの前で言ったのか澤井を問う。
楓が赴任して来る。
蕎麦アレルギーの患者に説明を優先している野口に対し、
「まずは楽にしてあげないと。」と楓。
しかし野口に
「訴えられたくありませんから。」と言われてしまう。
紗江子に「どう?現場は。」と聞かれる千夏。
「正直に言えば順調とは言えないかもしれません。
でも進藤先生はホントに凄い先生だし、
小島先生だって裁判抱えて大変でしょうに。
先生方は精一杯やってらっしゃると思います。」
そこへ丹原がやって来る。
戻って来てくれたのかと言う千夏に、
私物を取りに来ただけだと丹原。
「うちの救命は崩壊しますよ。
スーパースターの進藤先生のお陰でね。
てめぇだけ全部分かってるような面をする。
自分以外は、みんなバカだと思ってる。
救命医療はチームワークでしょ?
進藤先生は他人のプライドに配慮する気が全くない。
今の時代、若い奴はついて行きません。」
進藤を目撃し、後をつけて行く丹原。
血液検査をしてるのを見てしまう。
楓に会いに来た畑田。
先日救命に来た時に現状を見て驚いたと。
澤井の話を聞き、目が覚めたと、
告訴も取り下げると言う畑田。
「あの子はきっと小島先生に感謝していた。
結果は残念でした。
でもなんとか受け入れて、なんとか治そう。
精一杯の行為だったことを、きっと分かっていた。
最後に素晴らしい先生に出会えた。
小島先生、あの時、拓実を受け入れてくれて
ありがとうございました。」
楓は澤井の所へ行き礼を言う。
そんな楓に澤田は、
「ホットラインの受け入れ制限に、ご協力いただけますね?
あなたと同じ痛みを他の救命医に味あわせてはいけない。
違いますか?
私たちは分かり合えたようです。」と。
救命に来た丹原。
進藤が血液検査してるところを目撃したとみんなの前で言い、
勝手に結果を持って来る。
「アフリカで何があったんですか?
俺のような役立たずとは違って、
全てに完璧な進藤先生には有り得ないことだ。」
「有り得ない。完璧なんて。
検査項目は1項目、HIVだ。」
1ヶ月前に地雷で足を飛ばされた少女の治療中、
急に電気が消えてしまい、
使用済みの注射針を指に刺してしまったと。
その少女はHIVに感染していた。
抗ウイルス剤をひと月服用して、
抗体が出来てから検査しなければならないらしい。
今日がそのひと月後。
進藤が結果を開き見て立ち上がる。
丹原の側へ行き、
「俺も普通に人間だ。お前と同じ。」と言い、
肩を叩いて出て行く進藤。
進藤が置いていった結果を見る工藤。
「陰性。」
丹原は使用済みの注射針を置きっぱなしにして、
進藤に怒られたことを思い出す。
「君はもう、救命センターとは無関係だから出て行きなさい。」
と澤井に言われ、出て行く丹原。
千夏は進藤は怖い人だと思ってたけど、
見方が変わったと楓に話す。
「厳しい人よ。人よりも自分に。
優しい人よ。自分よりも人に。」
救急要請が入る。
火事で全身熱傷の患者3名と他2名の計5名。
「全員受け入れろ。」と言う進藤に対し、
「3人。残りは断わって下さい。
小島先生、この人数で5名の重傷者を受け入れることが、
正しい判断だと思いますか?」
「申し訳ありません。
現状では3名しか受け入れ出来ません。」と楓。
そこへ丹原が入って来る。
「5人受け入れましょう。
ここにも救命医がいる。
駆け出しだけど、俺だって医者だ。」
陰性で良かったね~。
早く問題解決された感じがしますね。
楓の訴訟問題も解決しちゃったし。
丹原が改心?して帰って来て、
すぐに5人受け入れ出来るのかって言うのが、
かなり疑問ですがね・・・(‐∀‐;)
眼科医はもういいの?
それにしても、みんなの前であんなこと・・・
最低なヤツだ!!
澤井の言うことは確かに正しい。
と思うけど、進藤が言うことも分かる。
拒否された患者はその後もたらい回しか・・・(-_-;)
なんとも言えない気持ちですね。
あとは花輪が帰って来そうですよね?
紗江子も来て欲しいけど、無理かな?
【救命病棟24時 ~救命医・小島楓~】
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