第41回
『さらば高杉晋作』
「これからは亀山社中の名を捨て、
海援隊と名乗るがじゃ!」
海援隊はビジネスをして自分たちで稼いで行くことに。
後藤の命で海援隊の勘定を任された弥太郎がやって来る。
龍馬は弥太郎に蒸気船の購入と、
これまでのツケ清算を頼む。
弥太郎は早速ツケを清算。
蒸気船は購入するではなく借り受けることに。
その頃、後藤は長崎奉行の朝比奈に呼ばれ、
龍馬のことを聞かれていた。
後藤は別人だろうとシラを切った。
その知らせは龍馬にも届いた。
そこでお龍の名前も出たことを知り、
巻き込みたくない龍馬はお龍に下関に行くよう言う。
龍馬とお龍は下関へ。
そこで三吉と再会する。
三吉から高杉の具合が
思わしくないことを聞かされた龍馬は、
すぐに高杉の所へ向かった。
高杉は床をあげて龍馬を待っていた。
側には木戸もいた。
龍馬は海援隊のことを高杉に話す。
長州も土佐藩と一緒に大政奉還を目指してくれと頼むが、
木戸は力づくで幕府を倒すしかないと。
そんな木戸に高杉が言う。
「木戸くん。
僕の遺言と思うて聞いてくれ。
坂本さんの道に我ら長州も賭けてみてはどうやろうか。
いや、今一度賭けてみて欲しいんじゃ。」
そう言い咳き込む高杉。
木戸はその場を後にする。
龍馬は木戸を追いかけた。
「高杉さんは、あとどれば生きられますろか?」
「医者は、桜を見せてやりたい言うちょる。」
高杉がみたいのは桜ではなく、新しい時代だと言う龍馬。
木戸は分かってるが、力で幕府を倒すしかないと。
龍馬と高杉は海岸を散歩。
「これからは戦に勝ったもんじゃのうて、
日本を幸せにしよう志の高いもんが国造りを担う。
わしゃ、必ず成し遂げられると思うちょる。
高杉さんのお陰で。」
高杉の作った奇兵隊には身分の差がなかった。
これこそが新しい日本の形だと。
「いやぁ、嬉しいの。
わしは希望を託せる人に出会えた。
日本を頼みます、坂本さん。
僕の出番はもう終わりです。
後は酒を飲んで三味線を弾いて、
面白おかしく暮らしたい。
あの世でね。
高杉晋作はそうゆう男ですけん。」
龍馬を訪ねて来た中岡。
中岡を海援隊に誘う龍馬。
しかし中岡は木戸と同じ考えだった。
「分かった。
おまんはおまんのやりたいようにやったらええ。
わしらは道は違うても、
目指すとこは同じじゃき。」
海援隊は大洲藩からいろは丸を借り入れ、
新たな仕事を行うため海へ。
そこへ高杉から届け物が。
それは奇兵隊の旗だった。
「高杉さん、ありがとうございました。」
高杉は龍馬からの手紙を読んでいた。
そこへ奇兵隊の面々が現れ、花見をする。
高杉の三味線で楽しそうに歌を歌っていた。
「坂本さん、頼みましたよ。」
龍馬暗殺まであと7ヶ月。
高杉さんが逝ってしまいました・・・
残念です。
伊勢谷さん、良かったですね~。
素晴らしかったです!!
さて、次回も大変なことが起こりそうですね。
どうなることやら・・・
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