コーチｋａｚｕの「夢が実現！」　http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本１のkazuさんが満を持してブログに登場！教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

強制しない　迎合もしない　一万回言い続ける

2016-02-03 06:25:10 | Weblog
上司は、
部下がそれを受け入れるかどうかにかかわらず、
自らが正しいと思うことを愚直に伝え続けることが必要です。
それこそが、「強制」でもなく
「迎合」でもない道です。
そして、
大地に深く根を張った、
どっしりとした揺れない上司の姿そのものなのです。

しかし、
以前の私はそれとはまったく異なるダメな人でした。
周囲が私の言葉を受け入れることを当然として、
要求や命令を下し、
それが果たせないと業を煮やした。
そして、
それが数回繰り返されただけですぐにあきらめたり、
要求することが怖くなって、
あっさりと要望レベルを下げたりを繰り返していたのでした。

その結果、心が折れていった。
　
だが、
本当の上司はそうではない。
周囲に文句言われようが、
反発されようが、
拒否されようが、
自分の信念に基づいて求め続けること。
おかしいことはおかしいと言い続けることは必要です。

ただし肝心なことは、
それを受け入れるかどうかは相手に任せることです。
自己責任として託すのです。
上司にできることは、
求め続け、
言い続けることです。

わかってくれるまで、
百回でも千回でも一万回でも言い続けること。
それが信念というものです。

これをやれば絶対に、相手のためになる。
これをやれば絶対に、相手は幸せになれる。

そこには、
相手を思う愛情や良心が込められています。
利己ではなく、
利他の心から発せられています。
だからこそ、ブレない。揺れない。折れずに貫き通せるのです。

では、以前の私はどうだったのだろうか？
「相手の成長や幸せを本気で考えていただろうか？」
「自分の都合を押しつけてはいなかったであろうか？」
「全員の共感が得られる利他の精神を宿していただろうか？」
頭ではわかっていたつもりが、
振り返ってみると、
全くできていないことばかりでした。
私には、「信念」と呼べるほどに強いものがなかったのです。

強制しない。
迎合もしない。
怒らない。
信念は一万回言い続ける。
そして、結果は相手に任せる。