コミュニケーションのキーポイント

コミュニケーションがうまくいかず、
思っていることが伝わらないと感じるときがあります。

でも、
それは自分の性格や人柄に問題があるとは限りません。
そのほとんどは、
コミュニケーションに対する知識の不足に
問題があるようです。

そのポイントを挙げます。

１ 言葉だけでは伝わらない
人が受け取るメッセージの約80%は、非言語メッセージです。

２ 「相手がどう受けとったか」がすべて
常に自分の意図どおりに伝わるわけではありません。
自分の送るメッセージは、
相手に誤解されてしまい、
必ずしも正しく伝わらないということを認識おくことです。

３「自分がどう話すか」より 「相手にどう伝わるか」
「明瞭に話すこと」よりも
「相手が理解できるように伝えること」に
意識をむけることです。

４　言葉が通じるのと、気持ちが通じるのとは別
同じ単語を使っていても、
自分の意味しているものと相手が意味しているものは
全く違うことがあります。

５　言葉の裏に隠された意味を知る
発せられた言葉の実に暗に意味されているものは、
その言葉の意味そのものと同様(もしかしたらそれ以上)に重要です。

6　コミュニケーションのスタイルは様々
日常的に、
そして親しくコミュニケーションをとっている人とは、
お互いの間だけで理解できる共通の言い回しがあるはずです。
まるで独自な宇宙語を話しているような感覚なのでしょう。

７　一緒にいること自体がコミュニケーション
誰かと一緒にいるときは、
それ自体がコミュニケーションをとっているということです。
自分にそうしているつもりがなかったとしても。

8　眼に入るもののほとんどがメッセージになる
情報の87%は、眼から脳へと伝達されています。

９　言葉は「隠す」ために使われる
多くの人は、考えていることを表すためでなく、
隠すために言葉を使っています。

１０　相手との相性を考えたコミュニケーションを
人はそれぞれ違ったコミュニケーションのスタイルを持っています。
ですからお互いに合わないと感じることがあるのは当然です。
自分はどんなタイプで相手はどんなタイプか。
それを理解しながら人と接するようになれば、
コミュニケーションは深みを増します。