より大切な問題に意識を移す

嫌なことは突然降ってきます。
忘れたいとよく思います。

嫌なことを忘れる一つの方法は、
絶対に忘れてはいけない大切なことを考え続 けることです。
これは即効性があります。

たとえばあなたが上司や先輩に
嫌味をいわれたり嫌がらせをされたり、
レストランで値段ばかり高くて不味い料理を食べさせられたり、
電車の中で大騒ぎされたり、
そういうことは人生にとって重大な問題ではありません。

どういうことが重大な問題なのか、
それはあなたが考えれば答はすぐ出るはずです。
「いまの会社で身につけたいスキルとキャリアがある。
その先に描いているプランもある んだ」
「会社は辞めさえしなければいい。
通訳のアルバイトで力をつけていつかフリーになるんだ」
「あと1年働けば目標の貯金ができる。
そのお金で大学に入り直して経営の勉強をするんだ」

どんなことでもいいです。
いまの自分が絶対に忘れてはいけない大切なことを考えれば、
嫌なことはすべて些細なことになります。

もし、人生にこれといって重大な問題が思いつかないというのでしたら、
家族や恋人や親しい友人、
愛している人や好きな人と過ごす時間について考えてください。
その時間を楽しいものにするために、
いまあなたが準備できることはないだろうかと考えてみましょう。