全日本バレーボールの試合などで、
形勢が危うくなったとき、
監督が絶妙のタイミングで
「テクニカルタイム」をかけます。
スポーツ選手は、
思うようにいかず、
イライラしたり緊張したりしているときには、
顔がこわばり、
思わぬミスをしたりします。
同じように、
イライラしているときには、
平静を装っているつもりでも引きつった顔をしていて、
作業の効率も下がっているのです。
そのまま続けても、
ますます眉間のしわが深くなるだけですから、
こんなときは気分を変えて肩の力を抜くことです。
うまくいかないときは、やめてみるのです
何をやっても思うようにことが進まない。
あせるほどにイライラが募る。
いっぱいいっぱいになって、
余裕がなくなる瞬間は、
誰にでも訪れます。
そんなときは、自分で自分にテクニカルタイムをかけましょう。
ココロの中で「タイム!」と宣言して、
今やっていることからいったん離れてみるのです。
幕をいったん下ろすイメージで。
そして 「物理的に」 ほかのことをしてみることです。
トイレに行ってみる、
歯を磨く、
軽くストレッチをする、
外に出て風に当たる、
コーヒーを飲む、
散歩に出る、
コンビニに行ってみる
何でもいいのです。
時間に余裕があるなら、
シャワーを浴びたり、
服を着替えたり。
睡眠不足なら30分ほど仮眠を取るのもいいでしょう。
そして最後に「よっしゃー」と自分に気合を入れます。
思うようにいかないときは、
迷わず「タイム!」。
自分の気持ちを上手に扱える、
名監督になることです。