ここあコテージ

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立佞武多2019①新作と旧作

2019-08-16 06:14:03 | イベント

毎年8/4~8に、「五所川原立佞武多祭」が行われています。
県内外から観光客が来られ、盛況になります。

青森市の「人形ねぶた」、弘前市の「扇ねぷた」に並ぶ
三大ねぶた/ねぷたの一つです。

(ねぶた/ねぷたは、県内では他にも
黒石市、つがる市、平川市、鰺ヶ沢町、青森市浪岡などでも
毎年行われています。
形も節もかけ声も踊りも各地全然違います。)




今年の立佞武多の新作から紹介したいと思います。

毎年1台ずつ新作が製作されます。
代わりに旧作を解体して、保存数を確保しています。





新作「かぐや」。斎藤忠大氏の作品。

(私がずっと気に入っていた「出雲の阿国」と同じ作者)

「竹取物語」の「かぐや姫」を題材にしています。




男性が題材になると闘いの場面が多くなりますが、
女性だと芸術や文化がテーマになるので、
見る方も豊かな気持ちになります。






「出雲の阿国」は動的な迫力がありましたが、
「かぐや」は静的な感じですね。






よく見ると、かぐや姫の目から一筋の涙が!
(近くからでも気づきにくいです。残念。)

竹取の翁夫婦とのお別れを悲しんでいる姿です。
















横の姿です。

ローソンの立看板の高さと比べると、
どのくらいの高さかわかりやすいですね。



立佞武多はどれも20m以上あり、電線があると通れないため、
運行コースの電線は、地中に埋められています。

(明治~大正にかけて立佞武多の原型が作られ、
運行されましたが、電線の為に祭りができなくなりました。
80年経った平成8年に復活したようです。)






土台部分には大抵ハスなどの花の絵が描かれます。
かぐやの土台には、ウサギがいますね。



***




ここからは「かぐや」以外の立佞武多を紹介します。





「纏(まとい)」

















「神武天皇 金の鵄(とび)を得る」










「三日月祈願 山中鹿之助」










「水滸伝 九紋龍史進」




立佞武多の後ろ姿。





送り絵は大抵、女性が描かれます。
これは各地のねぶた/ねぷたと共通します。







立佞武多の運行を更に盛り上げるのは、
太鼓や小太鼓、鉦や笛です。





立佞武多の後ろについて行くのは、
高い櫓に載せている大太鼓です。

男性だけでなく、いなせな恰好をした女性も叩いています。





小太鼓を叩くのは大人も、子供も。























そして、踊りが更に華を添えてくれます。








こちらは地元の高校生の踊りです。
よさこいのような踊りです。














お母さん方の踊りもあります。



年々、観光客が増えており、今年も5万人増だそうです。
来年また新作が製作され、また一つ解体されます。


立佞武多は、「やってまれ!やってまれ!(やっつけてしまえ)」の
闘いの声が激しく、リズミカルで、エネルギッシュなので、
見物人の心を鼓舞させる感じがします。



今年、ご覧になれなかった方々も、来年是非おいで下さい。

そして、市内に「立佞武多の館」があります。

ここでは新作がいつでも見られますので、祭り期間を過ぎても
楽しめますよ。


明日は、人形ねぷたやちょっと変わったものを
紹介したいと思います。お楽しみに!




台風10号は、日本海に抜けて行きました。
こちらはお昼頃から大雨が予想されており、
予想気温は32℃前後。所により猛暑日だそう。


今、朝6時。かなり蒸しています。

今日は、娘の誕生日。
あの年も確か猛暑でした。あれから早くも30年。
月日の経つのは早すぎます。



ここあでした。


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