Dec.25 2005 ニッポンオリジナル

2005年12月25日 | 風の旅人日乗
12月25日 日曜日

朝起きてメールをチェックしたら、ニュージーランドのウエリントンからのメールが届いていた。昨年のシドニー~ホバートに乗った98フィート・マキシのオーナー代理兼マネージャーのMからだ。
シドニー~ホバートレースのスタートを明日に控え、今日、午後の飛行機でシドニーに向う、と書いてある。今年はお前がいないので残念だよ、とも。

確かに半年ほど前、Mから今年のレースにも誘われたのだが、ある考えがあって断った。
よほどの場合を除いて、外国人が取り仕切るチームの一員に雇われてレースに乗るのは、もう卒業しようと思うようになっているのだ。

これまで、自分はニュージーランドやアメリカのセーラーから、セーリングの極意の多くを教わった。それらの国のチームのメンバーの一員として国際レースでの好成績も収めることが出来た。彼らから学んだことが自分のセーリングの技術、精神として身体に染み込んでいる。このことにはとても感謝している。
しかし、自分に残されたセーリングの時間を考えれば、もう彼らから学ぶ時期は卒業して、これからは、自分は、日本チームのための、日本艇でのヨットレースをすることに重点を置かなければならないと考えるようになった。
Team Nishimuraを立ち上げた理由のひとつも、その考えに直結している。

Sからのメールによると、今年のシドニー~ホバートの気象予想は、
「スタート後しばらく、微風。その後、後半は北寄りの風を受けてのダウン・ウインド」だという。
この予想が当たれば、昨年の厳しいレースとは対照的な、穏やかなレースになりそうだ。

「だから、俺たちは多分、かなり苦戦する」とSのメールが続いている。
カンティング・バラストを装備した新艇『アルファ・ロメオ』には性能上敵わず、荒天でこの艇がトラブルを起こすことが、タスマニア島ホバートでのファーストホームをゲットする唯一のチャンスとされているため、微風の予想は嬉しくないことだろう。

しかし、終わってみるまで何が起こるかわからないのがヨットレースだ。
奇跡のファーストホームを願って、インターネットを観ながら応援することにしよう。
シドニー~ホバートレースのスタートは、明日26日、シドニーの夏時間の午後1時だ。