Dec.20 2005 横浜関内

2005年12月20日 | 風の旅人日乗
12月20日 火曜日

朝、東京から首都高、横浜横須賀道路を経由して葉山に戻る。
今朝の関東地方の視界は素晴らしく、横浜ベイブリッジを渡るときには、横浜の市街の向こうに、右から左へ、丹沢、富士山、箱根、伊豆の天城山、と続く光景が、雲ひとつない青空の下に、パノラマのように広がっていた。道も空いていて、朝から大変気持ちのいいドライブだった。

昨夜の門前仲町での忘年会は楽しかった。
門仲に着くと、待ち合わせの時間にかなりの余裕があったので、まずは深川不動にお参りして、それから商店街をブラブラしながら指定の店に向かったら、店の場所が分からずオロオロし、電話で誘導してもらい、結果、遅刻した。船乗りは約束の時間に遅れることを何よりの恥とし、練習船では「5分前の精神」を叩き込まれたが、最近はどうもだらしない。よく遅刻をするようになった。

大学の寮(当時は全寮制だった)で同室だった2年後輩のMと、その同級生のHが、もう生ビールを満たしたジョッキを前に置いて待っている。遅れた先輩を差し置いて飲むことはしていない。あっぱれである。

Mは航空会社のZ勤務で、運行管理(ディスパッチャー)部門の偉いさん。Hは日本を代表する電子機器/通信/パソコン/ゲーム/エンターテイメント企業Sの部長さん。
しかし先輩の前では、そのような会社の肩書きは通用しない。この席で一番偉いのは、ワタクシなんである。

いやいや、楽しい時間だった。学生時代の話、練習船での話、それぞれの家族や今の仕事での面白い話…。1軒目でうまい魚を食べて焼酎を飲み、2軒目に学生時代によく行った『だるま』に顔を出し、コップ酒を飲んでいたら、あっという間に地下鉄の終電の時間。
次の飲み会の打ち合わせをして、解散した。

今日19日は、午後6時から横浜は関内で、あるヨットのチームの忘年会。
このチームのオーナーは、今まで私が会った人間の中で最もお酒が強い。次点の人とは比べるべくもない、圧倒的トップであり、超弩級の酒豪だ。このオーナーに挑んだ酒飲み自慢の外国人セーラーたちが、バッタバッタと倒れていくのを目の当たりにした。もし『テレビ・チャンピオン』で日本一の酒豪を決める対決を組んだとすれば、決勝進出は間違いないと思われる人だ。そのチームの忘年会だ。怖いですねえ。あ、もう行かなければならない。