Dec.13 2005 サバニ泡盛武闘派合宿

2005年12月14日 | 風の旅人日乗
12月13日 火曜日

今日も北北西の風。沖縄の冬の季節風だ。
日本列島にはこの冬一番の寒気が入り、日本海側は大雪だそうだ。
ここ、沖縄慶良間諸島座間味島も日中の気温が20度を割り込むという予報が出ているが、水温が24,5度と高いので、水の中に素足で入っても、どってことはない。

座間味サバニ合宿も7日目、風は強いが、セールをリーフして元気に練習。
今日からは島のシーカヤックガイドのM君が加わり、4人で練習。心強い。
午前中、クォーターリーの走りを丁寧に繰り返し練習し、午後は強風でリーチングをいかに安定して走らせるか、に挑戦。

ドカン!と来るパフの前縁を受けるときに、そのパフに対してどの角度にバウを向けておくかが、その後安定して走れるか、否かに繋がる。この点は西洋型ヨットと同じだ。

なるべく舵を使わず、セールトリムのバランスとヒールバランスだけで艇を走らせるともっともスムーズにしかも速く走ることが出来る、この点も西洋型ヨットと同じだ。
だいぶ、不安感なく安定して走れるようになったと思う。

この日は午前中に一度、大きなパフで艇が一瞬大きくヒールし、風下の舷が海水を大量にすくい、あっという間に水舟になった。全員でうまくバランスを取ったので、転覆はしなかった。
次の課題は、転覆したときにどのような手順で舟に乗り込み、再帆走できる状態にもどす、という練習だろう。

これ以外はかなり順調にセーリングし、午後4時半、満足感一杯で、座間味港の一番奥のスロープに戻り、M丸を引っ張り上げる。

明日午後のフェリーで座間味を後にして那覇に戻るため、今日の夜は合宿打ち上げパーティー。お世話になっている民宿N屋さんで、宴会だ。

沖縄の人たちは、「今日は飲むぞ」というときは、まず夕ご飯をきちんと食べてから、宴会の席に向かう。ご飯と飲酒がきっちりと区別されているように思う。そう言えば内地でも、昔のお父さん世代は、仕事の後、家族と一緒に家でご飯を普通に食べてから飲みに出かけていたようにも記憶する。

飲みの席には、みんながそれぞれ泡盛をぶら下げてくるから、当然のこととして大量の泡盛が、宴会の席で消費されることになる。どの泡盛もみな美味しい。